ギャラリーで「魂の贈り物PartII—田中瑞木展」を開催中

作成日時:2017年09月01日

 第2病棟のギャラリーアートスペースで、9月1日(金)から「魂の贈り物PartⅡ-田中瑞木展」と題した油絵の展示会を開催しています。
 制作者の田中瑞木さんは、出生時から脳器質に障がいがあるため言葉によるコミュニケーションが苦手である代わりに、30年以上に渡り絵画で気持ちを表現してきました。そして各地で展示会を開催するとともに、調布市に私設美術館を開設しています。
 今回の展示会は、2015年に行った当院での展示が好評を博したことから、2回目の開催となりました。12歳から39歳までの27年間に描かれた、花、動物、人間をモチーフとした油絵20点を展示しています。作品の中には、鮮やかな色彩で描かれた高さ160cmもあるサイズの人物画やエネルギーに溢れたひまわりの絵などがあります。
 学芸員である瑞木さんの母は、「前回の展示では、『今日退院ですが、瑞木さんの絵から力を頂き、これから毎日元気に過ごせそうです』など沢山のメッセージをいただきました。今回もつかの間、絵と対話し、作品からの贈り物を感じていただけたら嬉しいです」と思いを語っています。
 展示会は10月6日(金)まで行われています。(日・祝日休み)

 

瑞木さん。お気に入りのコイの絵の前で