病院待合ホールに春の調べ

作成日時:2018年04月16日

 春らしさが日々増していく中、桐朋学園大学音楽学部による第76回院内コンサートが、4月14日(土)当院外来棟の待合ホールで開かれ、入院患者さんなど120人が弦楽四重奏に耳を傾けました。

 今年度第1回目となる今回のコンサートは、同学園の塩加井ななみさん(カレッジディプロマコース1年)、後藤康さん(大学4年)のヴァイオリン、本田梨紗さん(大学3年)のヴィオラ、それに小林未歩さん(大学3年)のチェロによる演奏が行われ、この日を楽しみにしていた患者さんや見舞いのご家族などが待合ロビーを埋めました。
 曲目は、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525」に始まり、プロコフィエフの弦楽四重奏曲「カバルダの主題によるop.92より第1、第3楽章」、と続いたあと、森山直太郎の「さくら(独唱)」、中島みゆきの「糸」、坂本九の「上を向いて歩こう」が披露されました。
予定の演奏プログラム終了後には、東日本大震災のチャリティーソング「花は咲く」が演奏され、演奏が終わった後にはひときわ大きな拍手が鳴り響きました。
 

 演奏の合間あい間には、ヴァイオリンやヴィオラ、チェロといった、今回の弦楽四重奏で使われた楽器のそれぞれの特徴的な弾き方などが披露され、会場に集まった人たちは説明にうなずいたり、演奏にあわせて体でリズムをとったりして午後のひと時を楽しんでいました。
 すべての演奏が終わったあと、本学の松田博青理事長と市村正一病院長が素晴らしい演奏への感謝の気持ちを伝え、コンサートは幕を閉じました。 
 次回の第77回院内コンサートは7月14日(土)を予定しています。