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 ■□■杏林大学医学図書館ニュース■□■   第37号 2015.6.1 配信
                                   
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□Contents□
■ご挨拶■ 
■図書館からのお知らせ■ 
■お勧め図書■ 
■図書館課長の気ままな報告■ 
■図書館員のひとりごと■ 
■編集後記■ 

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■ご挨拶■
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暖かいご支援、いつもどうもありがとうございます。
おかげさまでメルマガ創刊から丸3年が立ちました。
創刊3周年を記念して、今回から新コーナーが始まります。
その名も「図書館課長の気ままな報告」。気ままな、というタイトル通り、図書館課長の
気が向いた時にだけ掲載されるコーナーです。
今回はアメリカ、オースティンの話題。どんな報告なのかは読んでからのお楽しみ。
そして、サポートライブラリアンに新メンバーが加わることになりました。
今回の「図書館員のひとりごと」は新メンバー山下から、ご挨拶も兼ねてお送りします。


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 ■図書館からのお知らせ■ 
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先月は例年になく暑い日の多いひと月でしたね。
図書館地上階の冷房は床面設置のファンコイルと、壁面に操作パネルがある天井のエアコ
ンを併用していますが、節電を意識してファンコイルを優先して使用しています。
暑さ寒さを感じたら、セルフサービスで入切強弱の調節をしてください。


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 ■お勧め図書■
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『本当にあった医学論文 倉原優著. -- 中外医学社, 2014. 』(請求記号 : WZ345:H85
/ 資料ID : 0010339828)

「コーラ飲んだら骨が溶けるから飲んじゃダメよ」親からこういわれて育った人はいない
でしょうか。
大人なら「んなわきゃない」とタモリのようにつぶやいておしまいですが、子どもの頃は
骨が溶ける様子を勝手に妄想してたいへんに怖かった覚えがあります。
でも、本当に溶けないんでしょうか。考え出したら気になって眠れなくなりますが、実際
にそれを研究して論文にした人がいるのです。果たして結果は...?
この本はこんな興味深い医学論文を集めて内容を簡単に解説したものです。勉強の合間の
息抜きにお勧めです。(中)

貸出状況はこちらから


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 ■図書館課長の気ままな報告■ テキサス州オースティンの巻
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今回から、気ままな報告をさせていただくことになりました。よろしくお願いします。

5月中旬に、テキサス州オースティンに行ってきました。北米医学図書館協会の会議に参
加するためです。テキサス州といえば、ヒューストンやダラスはよく聞きますが、オース
ティンという地名、私には全くなじみがなく、行くと決まった時、「こんなことでもなけ
れば、行くこともない場所だなあ」くらいに思っていました。実は毎年大きな音楽祭が開
催されるため、音楽好きの人には有名な土地だったらしいのですが。
さて、約1週間過ごしてみたオースティン、いい意味でカルチャーショックの連続でした。

軽い衝撃は、まず着いたその日に訪れました。
空港から乗ったバスのドライバーから、滞在ホテルの近くにある、おいしくてリーズナブ
ルな一押しのテキサス・バーベキューレストランを紹介されました。そのドライバーも週
に何回か通っているそうです。地元民が薦めるお店にはぜひとも行ってみなくてはと、ホ
テルにチェックインしてから、さっそく行ってみました。すると先ほど同じバスに乗って
いたお客さんで顔見知りになった人が入ってきて、「あら、あなたも来たのね」と盛り上
がり、「あのドライバー、このレストランの売り上げに貢献しているよね」などと、話し
ていたら、なんと、その噂のドライバーが入って来たではありませんか。しかもまだ仕事
中らしく、お客さんをバスの中に待たせたままです。もちろん、テイクアウトにして数分
で去ってしまいましたが。この親切でおおらかなところが、テキサス人の気質だそうです。

次なる衝撃は、つまみ系・乾き物を含め食べ物を一切出さないパブが多いことでした。そ
れを知らなかったため、夕食時にさまようことになったのですが、何件目かのパブで、食
べ物がほしいときはどうしたらよいのかと聞いてみると、近くのピザ屋かホットドッグ・
スタンドで買ってきた物を持ち込むのだそうです。この商売気のなさに、脱力感すら覚え
ました。日本では頼んでもいないお通しに課金されるのが当たり前ですが、あちらの人が
それを知ったら卒倒するかもしれません。次にオースティンのパブに行く機会があったら、
お弁当とおやつを持ってピクニック気分で行ってみようと思います。

現地でのワンダフォーな体験は、まだ書き足りないくらいですが、実はこのコラムの当初
の目的は「北米医学図書館協会の会議出席報告」だったことを思い出しました。紙面の都
合上、それは次に回させていただきます。編集さん、すみませんでした。(諏)


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 ■図書館員のひとりごと■ 新メンバーの山下です!
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今年度よりサポートライブラリアンに加わることとなり、初めてのメルマガ投稿となりま
す。
サポートライブラリアンとして皆様のお役に立てるよう努めたいと思いますので、どうぞ
よろしくお願いします。
図書館およびサポートライブラリアン、存分にご活用ください。

若い頃に比べると、映画館で映画を見ることはずいぶん減ってしまったのですが、今年見
たもののひとつに「みんなのアムステルダム国立美術館へ」という映画があります。
アムステルダム国立美術館は2004年に改修工事のため閉館したのですが、そこから開館に
いたるまで10年もの時間がかかりました。その間の出来事を追ったドキュメンタリー映画
です。
10年もかかった発端は市民団体の反発です。
美術館を通り抜ける自転車の通路がせまいと改修案に猛抗議する市民団体。
辟易した館長がインタビューを受けている場面では、「この美術館はサイクリストと心中
だ」(すみません。正確な言葉は覚えていないのですがこのような意味合いでした。)な
どと過激な発言もしているのですが、そんな部分もそのまま映画になっているのはお国
柄?もあるのでしょうか。
その問題を抱える一方で、壁の色でもめて塗り直しになったり、オークションで意中の品
を落札できなかったり。
そんな喧騒の中、アジア担当の学芸員はひとり静かに日本の仏像に思いをはせ、入手でき
た金剛力士像をうっとりと眺めていたり・・・
ドキュメンタリーとは思えないような、登場人物それぞれのキャラクターが濃く、それで
いてみんな憎めない人たちで・・・次々問題が起こるのに、なぜか笑ってしまう。とても
楽しめる映画でした。

次年度には井の頭キャンパスに新図書館がオープン予定です。ドキュメンタリー映画はあ
りませんが、どんな図書館が完成するか楽しみですね。(山)


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 ■編集後記■
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今までサポートライブラリアン3名で執筆していたメルマガですが、今回から更に多くの
図書館員が執筆者として加わることになりました。
個性豊かな我々図書館員たちが発信するメルマガに、今後もご注目下さい。 (あ)

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