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■□■杏林大学医学図書館ニュース■□■ 第57号 2017.2.1配信

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□Contents□
■ご挨拶■ 
■図書館からのお知らせ■ 
■お勧め図書■ 
■図書館課長の気ままな報告■ 
■図書館員のひとりごと■ 
■編集後記■ 

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■ご挨拶■
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1月は雪が降ったり冷たい風が吹いたりと寒くて冬らしい今年のスタートでした。寒い方
が冬らしくていいや、とやせ我慢をしていますが、本当は暖かい春が待ち遠しい気分です。
節分、立春はもう目の前。インフルエンザやノロウイルスに負けずに、冬を乗り切りまし
ょう。

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■図書館からのお知らせ■
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・2月6日(月)から学生対象の長期貸出が始まります
来週月曜日から春休みの長期貸出が始まります。
対象は図書のみで、返却期限は4月6日(木)です。
貸出中の資料も返却期限が切れていない場合は、更新手続きをすれば長期貸出の対象とな
ります。
ただし他に予約者がいないこと、1度も更新をしていないことが条件になりますのでご注
意ください。
※卒業学年の方は2月28日(火)が期限になります。

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■お勧め図書■
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『知能とは何か? 意識とは何か? : 知能と心の科学. -- ニュートンプレス,
2012. -- (ニュートン別冊)(NEWTONムック).』
(請求記号 : 141.1:C47 / 資料ID : 0007039563)

「心はどこにあるか」という問いに、胸に手を当てる国と頭を指し示す国がある、と聞い
たことがあります。私は心は心臓あたりにあるような気がしていますが、ものを考えたり
刺激を感じて反応するのは脳なので、もしかして脳の方が正解かもしれません。
こんなことを考えさせてくれるのが、今回ご紹介する本です。脳の進化によって人間が知
能を持つようになった過程を考えたり、人がだまされたり多数派に流されたりする仕組み
を読み解いたり、脳にまつわる都市伝説を検証したり、と内容は多岐にわたります。なか
でも特に興味深かったのは「意識」に関するパートです。何しろ、物質である脳から意識
がなぜ生まれるのか、という問題を解くために、意識そのものを計測することはできない
ので脳の中の意識と相関する神経活動(NCC)を研究する、という回りくどいことをして
いるのですが、そもそも意識は科学で研究できる対象ではない、という考えもあるのだそ
うです。根底を覆す意見さえある研究分野なんて、未知の部分が多く挑戦し甲斐がありそ
うで、わくわくしませんか。
脳の機能はまだわかっていないことも多く研究途上なのだそうですが、人間を人間たらし
めている意識を巡る研究、今後の展開が楽しみです。(ふ)

貸出状況はこちらから

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■図書館課長の気ままな報告■ 「UpToDate」の巻
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図書館で提供している電子リソースのひとつにUpToDateがあります。
これは、日々の診療で起こる疑問に対して、エビデンスに基づいた答えを導き出してくれ
る「臨床支援ツール」と言われるものです。提供元の説明によると、このツールの活用に
より、死亡率の低下、入院期間の短縮、医療の質の向上が見込まれるそうです。

杏林大学では2007年1月に導入しましたが、当時は図書館の専用パソコン1台でしか使えま
せんでした。診療中すぐに必要な情報が、図書館に来ないと入手できないのは、さぞ不便
だったろうと思います。
2010年1月からは学内ネットワークにアクセスすればどこからでも使える契約に変更しま
した。ところが病院内には学内ネットワークにアクセスできるパソコンがありません。さ
らに契約上、リモートアクセスが認められず、情報はモバイルで、というのが当たり前に
なった今の時代にはやはり不便なままでした。

そして2016年12月からやっとリモートアクセスが可能になり、アプリを使ってスマホやタ
ブレットでどこからでも利用できるようになりました。
利用には最初に学内ネットワーク上で利用者登録をし、自分のデバイスにアプリをインス
トールする必要があります。12月と1月に説明会、登録会を開催し、多くの皆様にご利用
いただいています。2月にも開催する予定ですので、興味のある方はご参加ください。先
月のメルマガでもお知らせしましたが登録ガイドはこちらです
(す)

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■図書館員のひとりごと■ 大相撲カレンダー
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昨年、友人の勧めで訪れた三鷹のラーメン屋に掛けてあるのを見て「あ、かっこいい」と
思ってしまい、わが家の今年のカレンダーは「大相撲カレンダー」となりました。
1・2月は三横綱の凛々しい化粧まわし姿。
当然ながら各場所の日程もカレンダーに記されています。そんなわけで今年は初場所から
相撲に注目することとなりました。
あらためてよく観戦してみると、行司の装束も華やかでそんなところも楽しめます。行司
にも階級があり上位に行くほど装束も豪華です。下位行司は素足なのに上位だと足袋を履
いていて、さらに上になると草履も履く。最高位である立行司は短刀を差しているのです
が、これは軍配を差し違えたら切腹をする覚悟で挑むという意味が込められているとの説
もあるのだとか。現在も立行司が差し違えた場合は慣例として進退伺いを出すそうです。

この原稿を書いている時点では、まだ初場所の優勝の行方はわかりません。
いつもいつも期待させては大一番で負けてしまう大関稀勢の里の初優勝なるか、みんなが
小声でヒソヒソと「優勝、優勝と言ってしまうとまた負けちゃうから。」「そっとしてお
かないと」と相談しているかのような雰囲気が何とも楽しいです。今後こそ。いやいやま
たきっと・・・。どうなる?稀勢の里。
どうやら今年はカレンダーで大相撲日程をチェックすることとなりそうです。相撲ブーム
到来。私の中だけかもしれませんが。(山)

※その後は皆様ご存知の通り。
祝・稀勢の里初優勝!優勝の瞬間を見届けました。

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■編集後記■
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今月の「ひとりごと」を読んでいて、子供のころカラーテレビが家に来た日を思い出しま
した。今まで白黒に見えていたお相撲さんがカラーになって、いろいろなまわしの色があ
ることに驚いたのでした。まわしはあのころの方がむしろカラフルだった印象があります。
気のせいかしら。初場所で優勝した稀勢の里のまわしは黒に見えるけれど茄子紺。こだわ
りの色だそうですよ。(ふ)


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