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■□■杏林大学医学図書館ニュース■□■ 第63号 2017.8.1配信

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□Contents□
■ご挨拶■ 
■図書館からのお知らせ■ 
■お勧め図書■ 
■図書館課長の気ままな報告■ 
■図書館員のひとりごと■ 
■編集後記■ 

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■ご挨拶■
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今年は梅雨の間に真夏日や猛暑日があり、気が付いたら本格的な夏になってい
たように思います。水不足が心配されますが、局地的な豪雨による災害も起こ
っており、こちらも心配ですね。
医学図書館は夏休みも毎日開館しています。1年前から始まった土日祝の夜間
開館延長も当たり前になりました。
水や資源の無駄遣いには気を付けて、当たり前の日常を大切に過ごしていきま
しょう。

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■図書館からのお知らせ■
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・8月11日(金・祝日)印刷ができません
電気設備点検に伴い、井の頭キャンパス全体が停電となります。その影響で図
書館のプリンタもご利用になれません。点検は夕方までの予定ですが、プリン
タの復旧時刻は未定です。
医学図書館は通常開館ですが、井の頭図書館は終日閉館となります。

・冷房は適温で。水分補給も忘れずに。
冷房のスイッチはセルフサービスです。館内を見回ると、時折20度に設定され
ていることがありますが、これは低すぎます。
また、この時期は図書館で長時間勉強する方が多いですが、適度に水分補給を
してください。図書館はペットボトルなどの密封容器であれば飲み物を持ち込
めます。
エコとマナーと健康と。暑い夏も快適な環境づくりにご協力をお願いします。

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■お勧め図書■
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『メディカルヨガ : 誰でもできる基本のポーズ
新見正則, 岡部朋子著. -- 新興医学出版社, 2017.』
(請求記号 : QT260.5:Me14 / 資料ID : 0010367589)

メディアでもよく見かける新見先生が今度はヨガの本を出されました。
目次を見ると、呼吸器、循環器、皮膚・・・一通りの悩み別にポーズが紹介され
ています。子どもや女性、がん、こころの悩みにまで対応しています。
実際にやってみても簡単なポーズばかりですが、呼吸や筋肉に対する意識は明ら
かにヨガだと思います。
新見先生は「なんとなく良さそうなことを積み重ねて、健康が維持でき、また病
気から回復できる」「その一つがメディカルヨガ」としています。これだけで治
るものではありませんが、なんとなくスッキリした!というポーズが満載で、「
なんかちょっといいかも」と思わせてくれます。
そしてメディカルヨガの科学的根拠はこれから実証されていくのだろうという新
たな分野への期待も感じさせる一冊でした。
テスト勉強やパソコン仕事の合間にちょっといかがですか?(さ)

貸出状況はこちらから

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■図書館課長の気ままな報告■ 「高校訪問」の巻
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井の頭キャンパスでは、職員が部署を超えて協力する業務が多くあります。
そのひとつが高校訪問です。受験生を確保するために、職員で手分けして主に
関東甲信越の高校を訪問し営業活動をするのです。
キャンパスが近くなって物理的・心理的距離が近くなったせいでしょうか、こ
れまでやったことのない私にも、今年はその担当が回ってきました。

共通一次世代と呼ばれる私にとって、大学入試は遠い昔のこと。家族に受験生
となる子供もいないので、AO入試、センター入試などといった昨今の入試シス
テムについてもよくわからない状態でした。
毎年多くの生徒を受験させている高校教師からはきっと鋭い質問をされるに違
いありません。戦々恐々としながら、訪問する高校の先生に説明ができるよう、
大学の基本情報や各学部の入試について頭に叩きこみました。
その過程でわかったことは、自分が勤務している大学なのに学部の下にある学
科の名称すら全てを正確には覚えていないということ、そして事前準備をすれ
ばするほど調べたいことが次々に出てきて収拾がつかなくなるということでし
た。

そんなにわか勉強を断続的に一か月行い、6月末にとうとう高校訪問デビューを
果たしました。私が初心者オーラを炸裂させていたせいでしょうか、それほど
突っ込んだ質問もなく、近場の3校の訪問は無事終了しました。サービスの充実
した医学図書館とキャンパスの中心にあり設備の整った井の頭図書館のことを
強烈アピールしたことは言うまでもありません。(す)

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■図書館員のひとりごと■ 銭湯話
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引っ越してまだ1年の自宅から最寄り駅までの道の途中に、ここ最近あまり見
かけなくなった昔ながらの銭湯がある。ただ近寄ると張り紙に5年前より休業と
あり、隣接した人気のない薄暗いコインランドリーを細々と営業しているだけ
なので、銭湯があったという表現が正しいかもしれない。

最近すっかり足を運ばなくなった銭湯も、下町にいけばすぐにでも文化財に登
録されそうな宮造りの雄姿をたまに見かけるが、近場ではスパとかなんとやら
で、他の施設と見分けにくい、角ばったモダンな姿のものしか見なくなった。
下火になってきた古式ゆかしき銭湯を、鉄女、歴女、スー女的表現にあやかり、
湯女ならぬ銭湯女などと言って持ち上げても、簡単にはブームは起きそうには
ない。
そんなレトロな銭湯を振り返れば、富士山のタイル絵、番台、マッサージチェ
ア、昔ながらの体重計、天井の三枚羽の扇風機、コーヒー牛乳やフルーツ牛乳、
網状の脱衣籠等々、近頃殆んど見なくなった物が次々思い出されてくる。
中でも、ケロリンの名前が底に書かれた黄色い風呂桶(白いのも記憶している)
は特に自分として気になるところなので少し調べてみた。

ケロリンとは大正末期に内外薬品が作った鎮痛剤だった。昭和38年に(自分の
生まれた年!)それまでの木桶に代わったプラスチック桶に初めてケロリンの
広告がのるようになり、なんと生産個数いままでに200万個以上、現在も生産さ
れ東急ハンズでも販売されている大ヒット商品であった。立派な現役であった
のは驚きだ。

休日、ちょっとした旅のつもりで、下町や黒い温泉が出る蒲田の銭湯あたりに
足を運んでみることにした。近頃見なくなったものにどれだけ出会うことがで
きるか楽しみである。(よ)

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■編集後記■
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共通一次と銭湯。どちらも久しぶりに目にした言葉で、時代の流れを感じます。
自分が生きている間は、大学入試も公衆浴場もたぶん無くなることはないでし
ょうから、10年、20年後の未来ではセンター入試とスパが「昔はそう言ってた
ね~」という時代になっているかもしれません。
とりあえず、我が家の小学生は「大学入学希望者学力評価テスト」を受ける世
代になるのかなぁ・・・。(笹)

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