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■□■杏林大学医学図書館ニュース■□■ 第91号 2019.11.1配信

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□Contents□
■ご挨拶■ 
■図書館からのお知らせ■ 
■お勧め図書■ 
■図書館課長の映画の引き出し■ 
■図書館員のひとりごと■ 
■編集後記■ 

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■ご挨拶■
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台風に翻弄された10月が終わり、暖房を使い始める霜月を迎えました。
図書館は少しずつ建物全体が暖まり、ほっと落ち着ける場所になる季節です。風邪予防に
は喉の保湿も不可欠です。是非マイボトルを持ってご来館ください。
それでは今月のメルマガ、スタートです。

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■図書館からのお知らせ■
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・創立記念日のため11月11日は休館します

11月11日(月)は杏林学園の創立記念日のため医学図書館は休館します。
なお、授業の関係で井の頭図書館は開館します(9:00~19:00)。

開館カレンダーはこちらから☆

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■お勧め図書■
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まんがパレスチナ問題

『まんがパレスチナ問題 / 山井教雄著 -- 講談社, 2005.』
(請求記号 : 228.5:Ma43 資料ID : 0008053068

僕は人から昔の事を聞くのがとても興味深いと思っています。この本は昔の話を聞かせて
もらっている、ちょっとそんな感覚が味わえます。
ユダヤ人のアリとパレスチナ人のニッシムという少年たちが歴史上の人物から話を聞くス
タイルで、パレスチナの歴史を紐解いていくのです。
日本人の僕は杉原千畝がユダヤ人を助けた事くらいは知っていました。これもユダヤ教の
始まりからそこに至るまでの流れが分かりやすく書かれていて、以降のパレスチナ人との
関係がすっきりと理解できました。

中身はコマ割のあるマンガではなく挿絵のようなものですが読みやすく、新書なので手に
取りやすいと思います。「パレスチナ問題を理解したくても、どうしたらいいかよく分から
ない」という僕のような人にお勧めします。読んだ後は日頃のニュースが今までと違って
きこえてくるようになるでしょう。
続編も出ていますのでぜひ。どちらも井の頭図書館にあります。(中)

『「アラブの春」と「イスラム国」;続まんがパレスチナ問題 / 山井教雄著 -- 講談社 , 2015.』
(請求記号 : 227.9:Z5 資料ID : 0008045163)

貸出状況はこちらから

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■図書館課長の映画の引き出し■ 最近のWOWOWから2
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前回に引き続きWOWOWから気になった映画を紹介します。
昔から農家の後継ぎをめぐる農村の嫁不足。この深刻な問題をテーマにした、フィリピン
と日本が舞台の2本です。

1本目は大地康雄が主演・企画・脚本・制作を務めた「恋するトマト」です。
主人公は農家の長男・野田正男、45才。国際結婚をすべくフィリピンに渡りますが結婚詐
欺に遭い一文無しになります。生きる気力をなくし、フィリピンで芸能スカウトとして働
く中、故郷に似た風景の農村でクリスティーナと出会い、農作業を手伝うことで失ってい
た農業への情熱が蘇っていきます。やがてクリスティーナの家計の助けにと、フィリピン
では困難とされる日本のトマトを栽培することに挑戦し・・・という内容です。

もう1本は安田顕が主演の「愛しのアイリーン」です。
42歳の主人公、岩男も農家の長男でパチンコ屋の店員です。岩男が農作業を行うシーンは
ありませんが、実家の老親が農業を営んでおり、やはり背景には農家の長男の嫁探しが描
かれています。
岩男はフィリピンでのお見合いツアーで斡旋業者に金銭を払い、アイリーンと結婚します。
日本に連れて帰ると父の葬儀の真っ只中。アイリーンは母から嫁として受け入れられない
まま日本で過ごすことになり、最終的に多くの登場人物の死が描かれる衝撃的な展開とな
っています。

どちらもフィリピンが舞台で嫁探しという共通点はありますが、それ以外は話の展開から
描き方も含め全く違う作品でした。

少し長くなりますが、家族や夫婦という関連からもう1本紹介させて頂きます。
「ぐるりのこと」は法廷画家の夫をリリー・フランキー、小さな出版社に勤める妻を木村
多江が演じ、様々な問題を乗り越え絆を深めていく夫婦の10年間の足跡を描いています。
監督の樋口亮輔が尊敬する、木下恵介の「喜びも悲しみも幾年月」と共通するところが多
い作品です。後半の夫婦での風呂場のシーンでは、木村多江の表情がとても魅力的で、こ
の作品で好きな女優の仲間入りとなりました。

今回ご紹介した3本、興味のある方は是非ご覧ください。(内)

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■図書館員のひとりごと■ フィギュアの話
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最近、通販で恐竜のフィギュアを買いました。フランスのパポ社製のブラキオサウルスで、
30cmを超える大物です。お値段の方は10,000円未満とだけ申し上げておきます。

わたしは子どもの頃から恐竜に興味がありました。きっかけは、「恐竜博物館 : 生まれ、栄
え、滅んでいった動物たち / 小畠郁生著」を読んだことだったと思います。カッパブック
スの古い本ですが、いまでも通販サイトで若干流通しているようです。
この本を夢中で読んで、中でも一番大きな恐竜とされてきたブラキオサウルスには特に興
味を持ちました。発掘された化石の研究から、体長は25~30mぐらい、体重は25~30tほ
どあったとされています。その後の発掘や研究により、さらに大きなアルゼンチノサウル
スという種の存在が確認されたので、近頃は最大の恐竜の座を奪われた感じですが、長い
間史上最大の恐竜として有名でした。

恐竜のフィギュアはパポ社以外にも、ドイツのシュライヒ社、アメリカのサファリ社、イ
ギリスのコレクタ社などが特に有名です。恐竜以外にも動物シリーズや空想の世界の登場
人物まで、かなりの種類が幅広く販売されています。興味を持たれた方はぜひ一度ググっ
てみてください。お気に入りの逸品が見つかるかも・・・です。(kugi)

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■編集後記■
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読書、映画、フィギュア、それぞれの世界がつづられた11月号、いかがだったでしょうか。
我が家では小学3年生の娘が「名探偵コナン」のチョコエッグに入っているフィギュアを
着々と揃えています。何が出てくるかな?のワクワク感を私も一緒に楽しんでいます。(笹)

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