シリンホト草原
内モンゴル自治区のほぼ中央にあるシリンゴル高原は、おそらく世界でももっともうつくしい大草原が広がっている地域です。この写真は、そんなシリンゴル大草原のなかにポツンとあるシリンホト市(貝子廟)の郊外で写したもの。1991年夏の撮影ですが、おそらくこのあたりはいまでもあまり風景がかわっていないはず。シリンホトへは、飛行機を使えば簡単におとずれることができますが、わたしは、フフホトから鉄道とバスで2日間かけて旅しました。途中のバスからながめる草原の風景が最高です。 シリンホトの市場や食堂の前には、馬をつないでおく場所があります。草原から買いものにきた牧民のおじさんが、馬をつないで店にはいっていく姿がなんともかっこよかったのですが、あの風景はいまでも見られるのでしょうか?