ホーム >  学部長のつぶやき  >  学部長のつぶやき「卒業生の高橋沙衣良さん来訪」

(左上:高橋さんと国際交流プラザにて、右上・下:Zoomでの交流会の様子)

卒業生の高橋沙衣良さんが来てくれました。

2006年に総合政策学部を卒業され、現在、イタリアでバイオリンの製作と修理をされています。6月29日に、高橋さんが日本語を教えている南アフリカのダーバンの学生と総合政策学部のGlobal Career Program (GCP) の学生との交流会が開催されました。タイミングよく帰国していた高橋さんがこのイベントにあわせて井の頭キャンパスに来て下さいましたので、お話を伺いました。

ー高橋さんとバイオリンの出会い、そして今回の交流会に至る経緯を教えてください

 「小さいときからバイオリンが好きで、将来はバイオリンの作り手になると決心し、最初のバイオリンを作ったのは高校生の時でした。総合政策学部では、環境福祉コースに所属し、学業のかたわらバイオリン工房に通い、バイオリンづくりの腕をみがき、卒業後にイタリアに渡りました。

 イタリアのクレモナでバイオリンを作ったり、修理したりとバイオリン作成に関わる仕事をしていましたが、コロナの影響でバイオリン関係の仕事に少し余裕が出て来ました。それまでイタリアで日本語を教えていた経験があったことから、知人からの誘いで、南アフリカのダーバンの語学学校ダンテ・アリギエーリ・ダーバン(https://www.dantedurban.com)で、イタリアからオンラインで日本語を教えることになりました。最初、生徒は2人くらいでしたが、今では20人ほどになりました。生徒は地元の大学生や社会人など様々です。生徒達が日本語で日本人と交流する機会ができればと思い、母校の国際交流課に相談をしたところ、快く引き受けてくださり、今回の交流会が実現することとなりました。」

今回の交流会では、Zoomのブレイクアウトルームを使って、半分日本語、半分英語の交流で、みなさんとても楽しそうでした。

バイオリンの聖地であるクレモナでバイオリンに関わる仕事をしながら生活ができるようになるまでには大変な努力とご苦労があったのではないかと想像します。総合政策学部の後輩達に貴重な国際交流の機会を提供していただき、ありがとうございました。今後も、この交流会を継続して行ければと思っています。

高橋さんは8月中旬にイタリアに戻られるとのこと、益々のご活躍と再会を願っています。

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