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■□■杏林大学医学図書館ニュース■□■ 第108号 2021.4.1 配信

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□Contents□

■ご挨拶■
■図書館からのお知らせ■
■お勧め図書■
■図書館課長の雑学コラム■
■図書館員のひとりごと■
■退任記念プチ企画アンケート■
■編集後記■

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■ご挨拶■

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春の花々が美しい季節となりました。図書館隣接のプールでは、金魚の群れが日向ぼっこ
をしに水面に浮かんでくることも多くなりました。
今年は落成したばかりの松田進勇記念アリーナで入学式が挙行される予定です。
いまだコロナ禍中ではありますが、感染予防に気を配りつつ、春を、そして新しい門出を
喜びたいものです。


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■図書館からのお知らせ■

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・4月12日(月)は長期貸出図書の返却期限です
学生のみなさんが3月27日までに借りた図書の返却期限はすべて4月12日です。
返却期限のお知らせは前日にメールで送信されますので、延滞にならないようご準備くだ
さい。
借りている資料やその返却期限を確認したい場合はこちらから。

・企画展示「あなたの世界を拡げるかもしれない一冊」が始まりました
新しく受け入れた一般科学・教養書を2階カウンター前に展示しています。
医学・看護学の専門書だけでなく、何気なく興味を惹かれた一冊が世界を拡げてくれるか
もしれません。ぜひ足を止めてご覧ください。
企画展示のお知らせはこちらから。


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■お勧め図書■

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『世界のふしぎな木の実図鑑 / 小林智洋, 山東智紀著 ; 山田英春写真. -- 創元社, 202
0.』
(請求記号 : 471.1:Se22 / 資料ID : 0010401867)


木の実と聞いて何を思い浮かべますか?
身近なドングリ?それともピーナツやピスタチオ?
本書には「世界にはこんなものがあったのか!」とびっくりする木の実が満載です。
驚いた後は、その形状になった理由や機能を知って感心すること間違いなし。
深度合成手法で撮影された写真の数々は全体にピントが合って美しく、図鑑としてはもち
ろん、写真集としてもおすすめです。
ちょっと長いのですが、本書の「はじめに」から著者の言葉を引用させていただきますね。
「木の実の形態はじつに多様だ。その多様性は、次世代に命を繋ぐため新たな土地へ旅に
出る手段の違いに起因する。あるものは翼を持ち、またあるものは羽根を持ち、またある
ものは綿毛を持って空を翔け、またあるものは浮きを使って川や海を旅する。バネ装置や
ねじれ装置を使って自ら弾け飛ぶもの、鉤爪で動物たちにひっつき連れ出してもらうもの、
蟻や鳥などにご褒美を携えてその身をゆだねるものもいる。人間にとっては災害としか思
えない山火事ですら、耐火性を備え繁殖のチャンスに変える木の実まで存在する。
木の実ひとつひとつの特徴を見ていると、まるで創造主がいることを信じたくなるぐらい、
驚くべき機能美、造形美にあふれている。」
どうです?手に取って見てみたくなりませんか?
興味のある方は「あなたの世界を拡げるかもしれない一冊」の棚へ是非どうぞ。
ちなみに私のお気に入りはドングリのページ。癒されます!(清)

☆貸出状況はこちらから☆


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■図書館課長の雑学コラム■ 桜餅の話と新年度のご挨拶

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4月になり、新入生や新入職員を迎える季節となりました。キャンパスも次第に活気づい
て来ました。
この時期はコンビニに桜餅が並んでいて、買い物に行くとつい食べたくなってしまいます。
この桜餅に関東風と関西風があるのを最近知りました。これまでも桜餅が2種類あるのは
気づいていましたけど、その違いをハッキリ認識はしていませんでした。
主に関東で作られる桜餅は、小麦粉を溶いた生地をクレープ状に焼いて餡を包み、塩漬け
の桜の葉で巻いた長命寺餅と呼ばれるもの。全国で作られていて関西風と呼ばれる桜餅は、
蒸したもち米に餡を詰め込んで、塩漬けの桜の葉で包んだ道明寺餅と呼ばれるもの。東西
で製法が微妙に違うモノというと鰻の蒲焼が有名ですが、他にも似たケースがあるかもし
れません。
自分の知っていることが唯一のことだと思ったり、いろいろな事に興味を持たなかったり
するのは、高尚な学問でも身近な雑学でもチョット残念かもしれません。たかが桜餅です
が、ほんの少し調べただけで、なんとなく自分の世界が拡がったような気持ちになりまし
た。
さて医学図書館では、4月より医学の周辺分野に焦点を当てた新着図書の企画展示を行っ
ています。幅広い分野の資料に触れることで、専門分野をより立体的に学習する一助にな
ればと思っています。
コロナ対策で図書館サービスは引き続き縮小気味ですが、皆様の利用を心よりお待ちして
います。(kugi)


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■図書館員のひとりごと■  以心伝心

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猫と暮らしていると、言葉は通じなくても鳴き声や仕草、表情で言いたいことや思ってい
ることが伝わってくる場面がよくあります。
例えばある冬の寒い朝、朝ごはんを食べ終わった猫がひと眠りしようとこたつに入ってい
った時のことでした。突然「にゃあッ、にゃあッ」と大声で鳴きだしたので、なにか大変
なことでも起きたのかと思い、慌ててこたつの中を覗いてみました。すると、電源の入っ
ていない暗いこたつの中で猫はじっと座りながら、「寒いから早くこたつをつけて!」と
怒って鳴いていたのです。急いでこたつの電源を入れるとピタッと鳴き止んだのですが、
その姿はまるで家来を呼び寄せて命令をする王様のようでした。
またある時は、ささみのおやつを猫に初めてあげた日のこと。お皿に入っているささみの
匂いをかいだ後、「これ何?変なものを入れないで!」という不満そうな表情で私の顔を
見つめてきました。しばらくすると、猫自らの手でささみを動かしてお皿の外へ押し出す
始末。ささみのおやつはもう二度と買ってくるまいと心に誓ったものでした。
一方、私の言葉が猫に伝わることもあるようです。暑い季節になると家の窓の外側にヤモ
リが出現するのですが、ヤモリが大好きな猫に向かって「ヤモリがいるよ!」と声をかけ
ると、一目散にやってきて窓越しにヤモリを攻撃しています。ヤモリにとっては迷惑極ま
りないですが・・・。
我が家の猫は今年で8歳。これからも猫がどんな仕草や表情を見せてくれるのか楽しみに
しながら、一緒に暮らしていきたいと思います。(宮)


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■退任記念プチ企画アンケート■

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突然ですが、今号をもちまして藤沢・清水が編集委員を退任することになりました。
創刊号から9年余り編集に携わっておりました両名です。
プチ企画としてメルマガに関するアンケートを行いましたので、お楽しみください。

◇藤沢編集委員:ペンネーム(ふ)◇
Q1:あなたが感じた編集委員のメリットとは?
A1:いただいた原稿をいち早く読めることは、とても楽しみでした。お忙しい中でも快く
原稿をくださった執筆者の方々に感謝しています。

Q2:編集担当号のうち、もっとも印象に残ったのは?
A2:どの回もそれぞれ思い出深いのですが、第51号(2016年8月1日配信)ですね。図書館
員のひとりごとと川上図書館長のひとりごとがリレーエッセイのようになっています。こ
こで取り上げた深大寺にある釈迦如来倚像が、その後国宝になったというニュースを聞い
た時には、なぜか誇らしいような気がしました。あ、私の担当号ではありませんでしたが、
ご容赦を。
Q3:メルマガの今後に期待すること
A3:図書館からの情報発信ツールとしてお役立ち情報を広く届けてください。また、新し
いニュースを伝えることも大切ですが、それを蓄積したものは貴重なデータとなります。
継続することが力となりますので、新編集担当の皆さんは、気負わず、気長に続けてくだ
さい。

Q4:皆様へのメッセージ
A4:図書館と図書館員を上手に使ってください。お問い合わせもお気軽にどうぞ。


◇清水編集委員:ペンネーム(あ)(清)◇
Q1:あなたが感じた編集委員のメリットとは
A1:投稿を一番先に読めたことと、特権乱用で自分が面白いと感じる企画を実施できたこ
と。

Q2:編集担当号のうち、もっとも印象に残ったのは?
A2:第68号(2018年1月4日配信)第100号(2020年8月1日配信)。どちらも関係者の皆さ
んの思いがけない一面を垣間見られて、とても楽しかったです。「センス・オブ・ワン
ダー」をテーマにまとめた第68号では、いつまでも少年の心を忘れない栗原進一元医学図
書館課長にもご執筆いただきました。私にとって栗原氏は、メディカル・ライブラリアン
としてはもちろんのこと、人生の先輩としても尊敬してやまない素晴らしい方だったので
すが、2019年にお亡くなりになり、その意味でも特別忘れられない号となりました。

Q3:メルマガの今後に期待すること
A3:もっと広報!編集委員のみなさんには仕掛けることにひるまず頑張ってほしいです。
杏林大学図書館発「作って楽しく読んで楽しいメルマガ」のますますの発展をお祈りして
います。

Q4:皆様へのメッセージ
A4:関係者の皆様には無茶ぶり企画に毎度快くお付き合いいただき、感謝いたしておりま
す。今後は原稿執筆者サイドでメルマガを盛り立てていくつもりです!

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■編集後記■

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図書館員(宮)がこの春退職することになりました。人望が厚かっただけに私たちの失望
は計り知れません・・・。コロナ禍で送別会もできず残念です。
そして次号からは新しい編集委員が加わったリニューアル・メルマガが始まります。今後
もどうぞご贔屓に!(清)

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