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2016/11/18
【GCD】カリスマ経営者 藤岡頼光氏登場!「これからの時代に成功する人材の条件」

毎週多彩なゲストをお迎えしてグローバルなキャリア形成の魅力を本音で語っていただくGlobal Career Development(GCD)。ついにこの日を迎えました!本日は、総合政策学部グローバル・キャリア・プログラム(GCP)の学生達がオンラインの英会話レッスンでお世話になっている、QQ Englishの創業者兼代表取締役、藤岡頼光さんが井の頭キャンパスに登場!教室を埋め尽くした学生達に熱いメッセージを送っていただきました。今回も学生に授業の概要や感想について語っていただきます!


(以下学生の感想)
今回のGCDは、株式会社QQ Englishの藤岡社長にお越しいただきました。私たちGCPの学生は、Oral Communicationという授業の補講として毎週、QQ Englishが提供するマン・ツー・マンのオンライン・レッスンを利用しています。そのサービスの生みの親である藤岡さんのご講演ということで、GCPのメンバー一同、今日という日を本当に心待ちにしていました。

QQ Englishを立ち上げる前、藤岡さんは東京でバイク便やバイクの輸入業のビジネスをされていました。藤岡さんご自身、ビジネスを通じて出会ったイタリア人のバイク屋さんと「バイクについて熱く語り合いたい!」という強い欲求から本格的に英語の勉強を開始したそうです。はじめはイタリア語の修得も考えたそうです。しかし、「イタリア語は動詞の活用も大変で、数字を数えることすら難しい。でも英語なら文法もある程度知ってるし、数も数えられる!」と気づき、ただちにフィリピンでの英語留学を決意、現地に向かわれました。そして、その留学で体験したこと、感じたことこそ、QQ Englishという会社を立ち上げるきっかけになったそうです。

藤岡さんが留学されていたフィリピンの学校は、韓国人が経営する学校。生徒の95%が韓国人、食事も3食韓国料理、夜になると学校の周辺も治安が悪くなり、日本人には少し抵抗のある環境でした。そうした経験で感じたさまざまな不自由さこそ、「日本人がもっと安心して学べるような学校をフィリピンに作りたい」という想いへとつながり、起業の原動力となったそうです。

藤岡さんがフィリピンに英会話学校を作った利用はほかにもありました。フィリピンでは英語が公用語として用いられており、ビジネス英語指数(Business English Index)の国別ランキングでも一位を獲得するなど、多くの国民が英語に堪能です。しかしながら、彼らの第一言語はタガログ語やビサヤ語。英語は公用語として学校で学び、頑張って修得しているのです。つまり、「多くの国民が英語に堪能である」という条件を満たしながらも、フィリピン人は「日本人と同じく英語を勉強することの大変さや苦労を知っている」のです。このことこそ、藤岡さんがフィリピンに学校を設立しようと決めたふたつめの理由となったそうです。

しかしながら藤岡さんの前には多くの困難が待ち受けます。たとえば、当時はほとんどのフィリピン人が外国人に英語を教えた経験がなかったこと。マン・ツー・マンの教育に適した教科書が存在しなかったこと。そして治安の問題。フィリピンでビジネスを立ち上げるにあたっては、解決すべきたくさんの課題がありました。それでも藤岡さんは諦めませんでした。まず、フィリピン人に対して「教え方を教える」ために、日本の某有名予備校で英語を教えていたベテラン講師や英語教育を専門にしているイギリス人の先生をフィリピンに招き、猛特訓しました。また教科書の開発には二年間の歳月をかけたほか、治安問題を解決するために学校を安全なITパーク内に建てるなど次々と問題を克服、創業にこぎつけたそうです。そして現在同社は、フィリピン最大の英会話学校にまで発展を遂げました。

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講義の後半では、次々にビジネスを成功させた藤岡さんから私たち学生に対して多くのメッセージを頂きました。その中で印象的だったものは2つあります。1つ目は、「これからの時代に活躍できる人の条件」についてです。藤岡さんは、「これまで産業の中心は欧米であった。しかし、これからはアジアが中心の時代。まさに今、多くのアジア諸国で多様な産業が急成長を遂げている。そして日本はアジア唯一の先進国。過去に日本で成功したビジネスモデルを改良する、あるいは日本式の高品質のサービスを応用してアジアに参入すれば、もっともっと日本人は大きなビジネスチャンスを手にすることができるはず。ただ、そこでは英語が必要不可欠。」と仰っていました。これは、まさに藤岡さんご自身がフィリピンでQQ English社を立ち上げる際に実践されたことに他なりません。多くの人はアイディアだけで終わってしまうのに対して、実際に構想を実現させた藤岡さんはやっぱり凄い!と思いました。

2つ目は「今後10年以内にやっておくべき3つのこと」についてです。「今まさに高度成長しているアジアの国に行き、そうした国の雰囲気や感覚を掴んでこい」、「真のアジア人になれ」、「コミュニケーション能力を磨け」。「成功したければ、これら3つを実践すべき」、と強調されていました。これらはどれも、グローバルな社会で生きるために必要な要素であると納得しました。そして講演を聞き終えたときには、早いうちに日本から出て、海外で様々なことを吸収したい!と心底思うようになりました。

最後の質疑応答では、「真のアジア人になるためには?」、「アジア人になるにあたり中国語も必要か?」、「藤岡さんが英語を勉強するにあたって躓いた点、改善方法」、そして「社員の心を一つにするには」など、多くの質問が飛び交いました。今回の藤岡さんのお話からは本当に沢山の勇気をいただきました。また、プレゼンテーションの技術についても学ぶことが多く、本当にあっという間の90分間でした。ご多忙のなか、私たちのために貴重な時間をさいて頂き、本当にありがとうございました。(総合政策学部1年 大木麻由香)


(追記)
GCDの講義の後、藤岡さんにはGCPの学生達がQQ Englishのマン・ツー・マンのオンライン・レッスンを受講する様子をご見学頂きました。レッスンの画面に突如藤岡社長が登場し、フィリピン側の先生方もかなりビックリしていました笑。

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