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第4回 杏林大学学校保健実践研究会開催報告


 3月10日(土)、八王子キャンパスで第4回学校保健実践研究会を開催しました。

 この研究会は、教育現場で活躍している本学出身の養護教諭と近隣学校の養護教諭および養護教諭志望の在学生が一同に会して、交流する場として保健学部教職課程運営委員会による企画で始まり今年で4回目となりました。保健学部教職課程の卒後教育と、養護教諭志望の在学生に対する啓発の両方に配慮しなら運営されております。

 今年度は、宍戸洲美(帝京短期大学)教授の「教育としての健康診断〜子どもたちが受けてみたい健康診断〜」と柳澤厚生(保健学部)教授の「教育現場に活かすコーチング・コミュニケーション」という2つの基調講演と、金子早苗教諭(本学卒業生)の「学校保健委員会の取り組みについて」、および中丸絹子教諭(本学卒業生)の「養護教諭の立場から見た朝食抜き児童への学校の対応」というテーマの実践報告と討論が行われました。4名の先生方のお話は、身近な教育現場の具体的な問題点を浮かび上がらせながら、参加者に共感と気付きを与えるに十分な内容であり、充実した研修となりました。

 そのまま隣接の講義室において懇親会が行われ、卒業生、在学生を中心に、年齢、学科を越えた交流の場として盛会のうちに終えることができました。教職課程が発足して毎年少数精鋭の養護教諭の卒業生が社会に輩出されて十年余りではありますが、研究会参加者は100名を超え、保健学部教職課程が着実に成長していること実感する会となりました。


杏林大学学校保健実践研究会幹事:保健学部健康教育学講師 朝野 聡

2007.3.23