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5人の教員に「医学部Teacher of the Year 2006」表彰


 医学部において実施している「学生による授業評価」に基づき、5人の教員が「医学部Teacher of the Year 2006」に選出され、4月24日(火)の医学部教授会にて表彰式が行われました。

 受賞したのは金井好克教授、後藤 元教授、韮澤融司教授、山口芳裕教授、矢島正純准教授の5人で、式では跡見 裕医学部長から当日欠席の山口教授を除く4人に表彰状が授与されました。

 「学生の授業評価」は授業のわかりやすさや教員の熱意などを学生が5段階評価で行うもので、学生からの評価が最も高い教員5人が「Teacher of the Year」に選ばれ、毎年表彰しています。


受賞にあたって

救急医学 山口芳裕
 Teacher of the Yearなんて柄にもありませんが、お選びいただいたことを大変光栄に思います。私が若きヒポクラテスたちに伝えたいことは、患者を傷つけた運命、さらには死を免れ得ない運命と闘うに足る、十分な武器(知識と技術)を身につけて欲しいということです。闘いの場には君ただ一人で立たなければなりません。願わくば、観客席から罵声ではなく、歓声を浴びる光栄に浴さんことを。「力量に欠ける人ほど、運命はより強くその力を発揮する」そうですから(マキャヴェッリ『政略論』)。患者を巻き込んだ運命に打ち勝つタフな医師になっていただきたい。そのために、私はこれからもできる限りのお手伝いをさせていただくつもりです。

産科婦人科学 矢島正純
 このたびはこのような賞を頂戴し、光栄に存じます。大学に居りますと医療のほかに教壇に立って教えるという仕事があります。私は常々、医師は教師のようなものだと思っております。「専門的知識のない人に対して如何にわかりやすく教えてわからせるか」は医師にとっても教師にとっても重要な責務だと思います。その話しを聞いて「ああ、なるほどな」と思うことによって学生は「進歩」し、患者さんは「納得」し命を預けようという気になってくださいます。どちらも「先生」と呼ばれる所以かと思いますが、患者さんに対しても良きTeacher of the Yearになれるよう精進したいと思っています。

2007.5.16
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