Withコロナ時代だからこそ、多角的に社会を理解し、
ともに地域を動かす力を身につける。
いま観光交流文化学科ならではの学びが求められています。
2021年 外国語学部のカリキュラムが新しくなります
2021年
外国語学部のカリキュラムが
新しくなります
観光振興を事業としたデジタルマーケティング企業との連携により、オンラインによる実践的な観光ビジネス体験プログラムを展開。授業は全てZoomで実施され、各分野の第一線で活躍している講師陣による講義をはじめ、参加学生によるグループワークやプレゼンテーション、企画コンペティションなどが行われています。
新しいカリキュラムでは、地域や産業界との連携を強化。多岐にわたる分野から、その実務に携わる方々をゲストに招き、観光・ホスピタリティ産業の幅広さや職業選択の可能性を理解していきます。また、産業における課題を身近な問題として捉え、解決策や改善策を具体的・多面的に提案していきます。
保健学部と学部を越えて連携するオリジナル科目に加えて、産業や地域での実践を通じて「保健・医療・美容×観光」を専門的に学べることも特色です。医療・保健の分野に強い杏林大学だからこそ、いままさに求められている感染症対策などを扱う専門科目(観光衛生論)から、ウェルネスツーリズムによる地域振興の実践まで、幅広い知識と経験が得られます。
Check!
ウェルネスツーリズムとは?
地域の観光資源に触れながら、心身ともにリフレッシュし、明日への活力を得る観光形態の総称です。日本は、世界に冠たる温泉資源をはじめ、美しい四季折々の自然環境、伝統的な和食の文化など、優れた観光地としてポテンシャルを持っていて、独自のウェルネスツーリズムを展開できる可能性を有しています。
交通・宿泊・料飲などのホスピタリティ産業について、理論と実践の往復を通じ多面的に課題を探究し、産業のあり方について深く考えていくプログラムです。
交流による地域活性化や国際交流について、自治体などと連携した現場での課題解決型学習と教室での理論的学びとを組み合わせる形で、実践的に学んでいくプログラムです。
観光交流文化学科3年 石塚 萌映
IT企業と連携し、観光に関連した新規事業を提案する、オンライン・インターンシップに参加しました。講義だとどうしても、リアルタイムな事象と向き合う機会は少なくなってしまいますが、オンライン開催されたことで、観光業界のリアルな現状をお聞きできたことはとても貴重な機会でした。
私はその場で「古民家を利用した地方の活性化策」について提案しました。常に厳しい環境で取引先と向き合っている方々に対して、自分の考えをロジカルにかつ、なぜやるべきなのかを追求し伝えられたことは、苦手とする「アウトプット」のスキルが鍛えられ、大きな成長に繋がりました。このことは、後に別のインターンシップに参加した際、自信をもって自分の言葉で考えを表現できたときに、改めて成果を実感しました。
こうして、課題提起から解決策、プレゼンテーションに至る、一連の知識やスキルを実践的に習得できたことは自負するところであり、今後も観光交流文化学科ならではの学びを生かし、残りの学生生活や就職活動に前向きに取り組んでいきたいと思います。
2019年卒
倉金 美成 氏(墨田区役所)
観光交流文化学科を卒業後、都市の観光資源の活用に魅力を感じ、東京スカイツリーなどの観光地を持つ墨田区の公務員になりました。現在は、転入・転居・転出の手続きなど、地域住民の皆さんとコミュニケーションを行う窓口業務に従事しています。
大学では、ホスピタリティや語学に関する科目の受講を通じて、人それぞれの根幹にある文化や考え方を理解し共感を持つ必要があることを学びました。
行政機関では、地域住民の方だけではなく、観光客の方や民間企業で働く方にも寄り添うこと、そしてそれぞれの目的・意思を持つ方々を結び付け、調整していくことが求められます。在学時に、ゼミナールで取り組んだ地域イベント運営(神奈川県鎌倉市)では、実際に異なる視点と考え方を持つ方々と一つのものを創り上げて運営していくことができ、とても良い経験になりました。
観光・ホスピタリティの学びは、実に多くのことに通ずる学問であると感じています。例えば、「ファシリテーション実習」などでの学びは、異なる考えや目的を持った方々と協業していくために役立つはずです。
受験生・在学生の皆さんには、幅広い視野で将来に向けて観光交流文化学科で頑張ってもらいたいです。
2019年卒
佐藤 海 氏(株式会社ビッグウイング)
私は卒業後、通過点である空港から目的地としての価値を生み出す仕事ができると思い、空港ターミナル運営に携わるグループ企業で広告・イベント・販促プロモーション・自販機運営などを営んでいる現在の会社に入社し、商品企画の業務を担当しています。
空港は国内外さまざまな人々が交わる空間ですが、空港そのものに遊びに行きたくなるような価値を創造していくことが、私たちのミッションです。
大学では、観光・ホスピタリティに関する学びに加えて、英語サロンの活用や留学による異文化コミュニケーションを経験できましたが、言語を習得する以上に、それぞれの文化を尊重しながら現在の業務に向き合えることが、私の強みにもなっています。また、プレゼンテーション力が鍛えられたことで、大勢の人の前やお客様相手に物怖じすることなく堂々とできるようになったことは、大きな財産になりました。
皆さんも観光交流文化学科でさまざまな挑戦をし、自らの可能性を広げてみてはいかがでしょうか。