日時:平成19年7月21日(土) 13:30-15:00
会場:杏林大学 三鷹キャンパス大学院講堂(第2病棟4階)
昨今、マスコミで慢性閉塞性肺疾患 Chronic Obstructive Pulmonary Disease
(COPD)が話題となっています。ほぼ平行して、飛行機が、レストランが、駅や列車が、どんどんと全面禁煙となっていきます。どうしてでしょうか?
COPDは喫煙が原因となり、やがて呼吸困難に至る肺の病気です。数十年の長い経過で発症進行するため、本人もなかなか気付きません。そのため、禁煙という簡単で有効な治療の機会を逸してしまいます。COPDの疾患対策に対する社会的コストもさることながら、若い間はタバコを吸いながらも一生懸命働き、引退後はCOPDで息苦しい、という個々人の人生に対するコストも多大です。
このCOPDと喫煙について考えてみましょう。
●講師略歴●
昭和43年生まれ
平成5年東京大学医学部卒業
平成11年東京大学大学院医学系研究科卒、博士号取得
平成14年から17年まで、英国Imperial Collegeに留学
平成17年より杏林大学呼吸器内科にて、臨床・教育・研究に従事
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