Apple M1 チップMac(MacOS X 11.1 Big Sur)でFlowJo v10.7.1の動作を確認

フローサイトメトリー用解析ソフトウェア「FlowJo」(ドングルバージョン) が新しいM1チップ搭載のMacで動作することを確認しました。ソフトウェアの立ち上がりは若干時間がかかるものの(15秒弱)、動作そのものは以前のIntel macと変わりません。FlowJoソフトウェアはJavaアプリケーションですが、システム内のJavaを使用せず、ソフトウェアパッケージ内部に格納されたJavaを走らせています(FlowJo v10.7.1はjre-9.0.1.)。すでにApple M1 ネイティブのJAVAがリリースされているので、FlowJoのM1への早期対応が待たれます。

※FlowJo v9は32bitアプリケーションのため、動作しません。

 

動作環境

Mac mini (M1, 2020)

MacOS 11.1 Big Sur

FlowJo v10.7.1.app(v10.5.3でも確認)ドングルバージョン

データファイルは、Thunderbolt 3-外付けSSDを読み込み。

 

内蔵SSDとThunderbolt 3外付けSSDとの読み込み速度の比較

内蔵SSDと外付けSSDの読み込み速度差の比較を行いました。

FlowJo 10.7.1で、13本の測定チューブ、7種類の染色、レイアウトに189個のドットプロットを表示させるベンチマークを行ったところ、

・内蔵SSDに保存したファイルを読み込んだ場合:14.71 sec(READ 2867MB/s)

・外付けSSDに保存したファイルを読み込んだ場合:15.75 sec(READ 1255MB/s)

と余り変わりありませんでした。

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