赤嶺ゼミナールⅢ「結YUI訪問・山谷フィールドワーク」実施
2024年08月10日

赤嶺ゼミナールでは、「観光×福祉」の観点から「山谷の多様性を活かした包容力のあるまちづくり」に取り組んでいらっしゃる一般社団法人結YUIを訪問しました。代表の義平真心様から、山谷の地域資源である宿泊業になぜ着目されたのか、どのようなまちづくりを目指されているのか、日々の活動の中で出会われた方々との関わりについてお話を伺いました。その後、かつて日雇い労働者の街といわれた「山谷」の街を歩き、現在の街の雰囲気も知ることができました。
これまで赤嶺ゼミナールでは海外の社会問題を中心に学んできましたが、自分たちの社会について学ぶ、そして観光の新たな可能性について知るきっかけとなりました。

学生のコメント:
代表理事である義平さんのお話をお伺いし、「山谷にいることを誇りに思えることがゴール」と仰っていたことが印象に残った。「山谷」以外の地域の人々から見ると、どこか近づきづらい雰囲気があり、「山谷」を変えなければいけないのではないかと思ってしまうかもしれない。しかし、街づくりの観点として、同一性ではなく、多様性の町として既存の「山谷」を生かすことが大切であるという言葉にハッとさせられた。昔から、今もなお「山谷」に住む人々にはそれぞれの事情だけでなく、想いも詰まっているということを強く感じた。
担当教員:観光交流文化学科 准教授 赤嶺 恵理
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