外国語学部
メニュー
Faculty of foreign Sciences News 外国語学部ニュース

宿泊産業論 ゲスト講師による講義「宿泊産業における商品選定の過程—ホテルアメニティ導入のケース」

2024年12月27日

 観光交流文化学科の専門科目「宿泊産業論」では、宿泊施設が新しく開業する時にはどのように計画が立てられ、準備が進められるのかについて取り上げています。宿泊施設のコンセプトに合ったアメニティを選定することも、開業準備には不可欠です。今回、マーケットブリッジ株式会社代表取締役社長である市橋純氏にお越しいただき、宿泊施設の仕入れ・調達部門における商品選定と購買の過程を、とくに客室アメニティにフォーカスしてお話いただきました。

 仕入れ・調達部門は、宿泊施設を裏で支える重要な部門です。高品質で適正価格のアメニティや食材などを安定的に調達するためには、豊富な知識が求められると同時に表からは見えない苦労があります。市橋氏のこれまでの経験から具体的な事例を聞かせていただき、客室アメニティの選定というユニークな仕事の一面を知ることができました。授業では、環境や安全に配慮した新しい仕様のシャンプーやリンス、スキンケア商品などについても実際のサンプルを用いて紹介していただきました。受講生は客室アメニティのサンプルを持ち帰り、実際に使用した感想を後日報告しました。

「アメニティを仕入れるまでには、衛生面、コスト、利便性、プラスチック削減、使い心地…など様々な点を考えなければならず、その商品のリサーチも入念にされていて、直接ホテルで働いているのではない人々が、ここまで多くのことに配慮しながら深く関わっていることを知りました」

「アメニティは普段何気なく使ってしまっていますが、一つ一つホテルの経営やお客様のことを考えながら選ばれていると知り、今後はもっと『このアメニティはどういう経緯でこうなったのだろう』という視点でも見られたら、新しい発見がありそうだと感じました」

担当教員:観光交流文化学科 准教授 西山 桂子

  • 記事をシェア
  • fb
  • twitter

関連記事

single.php