「福祉観光論」ハンディキャップのある方への介助体験
2025年10月08日
観光交流文化学科の専門科目「福祉観光論」は、高齢や障がい等の有無にかかわらず、すべての人が安心して楽しめる旅行であるユニバーサルツーリズムの現状と課題を学んだうえで、オリジナルのユニバーサルツアーを提案することを目標としています。 第3回、第4回の授業では、車いす利用者の方の介助、視覚に障害がある方への介助について実際に車いすや白杖を使い、サポートする側・される側それぞれを体験しました。井の頭キャンパスにはバリアーはほとんどありませんが、体験することでサポートする側・される側それぞれの視点で発見がありました。
履修者の感想を一部紹介します。
「これまでバリアフリーって“物理的なサポート”というイメージが強かったけど、実際に体験してみて“人との関わり方”もすごく大切なんだと気づきました。ちょっとした優しさとか気配りが、その人にとって安心や信頼につながる。これからは“助ける”というより、“寄り添う”という気持ちで接していきたいです。」
「最初はなんとかなるだろうと思っていましたが、いざ目を閉じて歩いてみると一人では全く動けませんでした。周囲の音や足の感覚だけではとても不安で、結局友達に手を引いてもらわなければ前に進めませんでした。普段駅などで白杖を使って歩いている人を見かけることがありましたが、自分が実際に体験してみると視覚障害のある人がどれほど注意を払い、緊張感を持って歩いているのかがよく分かりました。」
担当教員:観光交流文化学科 准教授 赤嶺恵理
関連記事
single.php



_嵐-449x648.jpg)

外国語学部