杏林卒の“杏っ子保健師” たち 全国で活躍 同窓保健師交流会20周年を迎えて
保健師として働く卒業生のための同窓保健師交流会は、平成16年度「卒業年度の違いを超えてつながり、支え合えるようにしたい」と塚原洋子元看護学科教授の発案で、小さな喫茶店からスタートしました。当時、保健師として就業している同窓生の集まりをもっている大学は、ほとんどありませんでした。その後、保健学部同窓会組織の杏里会の後援のもと、毎年1度、保健師として就業している同窓生同士が集まり、また新たに保健師を目指す在校生も交え、近況報告や保健師活動での悩みの共有、先駆的な活動報告などを通して卒業生同士のつながりを深めてきました。そして今年度、20周年を迎えました。20周年を迎えた今年度の交流会では、中島恵美子学科長よりご挨拶いただき、20年継続している杏林卒の保健師の底力にエールが送られました。
この20年の間に、私たちは東日本大震災やCOVID-19のパンデミックなど、まさに健康危機を経験してきました。その中で、保健所等の保健師達の姿も多く報道されました。地域では、災害や感染症のみならず、虐待や生活困窮などすぐに解決の道筋がつかないような課題が増えています。杏林大学卒の保健師は、同窓保健師の仲間の間では“杏っ子(あんずっこ)保健師”と呼び合い、200名以上に達しております。全国にいる杏っ子保健師達は、今も現場で複雑で困難な課題に直面しながら、奮闘されていることと思います。これからも、杏林大学卒業の保健師が、人々の健康や病、生活に思いをはせた支援をする保健師として、全国各地で活躍し続けることと思います。そのためにも、大学で培った保健師マインドを分かち合える仲間として、また、横と縦のつながりを持てる場として、本会は20年の先へと続くことを願っています。いつでも、そして、迷ったときにこそ、学び舎に立ち寄れるよう、今後も大学としてバックアップしていきたいと思います。
杏林大学同窓保健師交流会事務局
anzukko@ksot.kyorin-u.ac.jp
<20周年交流会の様子 2024年6月22日 三鷹キャンパス>

<20周年記念誌を発行しました>

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