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此度、第 104 回日本解剖学会総会・全国学術集会を、1999 年(平成 11 年)3 月 29 日(月)〜 31 日(水)、杏林大学医学部(東京都三鷹市)にて開催する運びとなりました。杏林大学は、1970 年(昭和 45 年)春開設されました。医学部(医学科)及び附属看護専門学校は三鷹キャンパスにありますが、保健学部、社会科学部、及び外国語学部は八王子キャンパスになります。保健学部は、前身であります医療短期大学が 1966 年三鷹に設置され、1979 年 4 年制学部(臨床検査技術学科、保健学科)に移行、次いで 1994 年看護学科を併設して今日に至って居ります。
今回の学術集会は、特別講演 2 題、招待講演 1 題、シンポジウム 4 題( 20 演題)、ミニシンポジウム 16 題( 111 演題:うち指名 27 演題、公募 84 演題)、テクニカルワークショップ 6 題( 27 演題)、及び一般演題 540 題(展示発表 524 演題、インターネットセッション 16 演題)、計 701 演題より構成されています。このなかには、昨年来の米国解剖学会との合同シンポジウムも含まれています。また、試行 2 年目となりますインターネットセッションもホームページで開設されています。かくも多数の演題をお寄せ下さいました皆様方の熱意に深い感謝の意を表します。 解剖学に関連する諸分野にありましても、近年、とりわけ技術的な分野での進展は目覚ましく、会員相互の情報交流は一段とその必要性を増してきています。本学術集会が会員の方々にとりまして、一堂に会して親睦を深めるのみならず、「参加して本当に勉強になった」と実感し得る学術集会を目指して準備を進めて参りました。とりわけ今回の学術集会の準備にあたり、運営面では、東京近郊を中心とするいろいろな大学に所属する会員の方々の御協力のもとにプログラム委員会(委員長:塩田俊朗 帝京大学医学部教授)を設置致しました。特別講演、シンポジウム、ミニシンポジウム、テクニカルワークショップ等は、プログラム委員会によって、よりオープンな場で討議の上企画立案しました。演者は、原則として担当オーガナイザーの指名に拠りました。但し、ミニシンポジウムでは、一部指名、一部公募に基きました。今回、従来からの予稿集はとりやめ、代りに抄録を解剖誌( 74 巻 1 号)に一括掲載することになりました。 一般演題は、原則として展示発表(ポスター)の形式となります。展示会場では、各演者から短時間口頭で説明を受けながら、座長を中心に充分な討議をしていただくことになっています。尚、学術集会開始に先立つ前日( 3 月 28 日(日))には、各種関連集会を予定しています。多数の皆様の御参加をお待ち致しております。 今回三鷹キャンパス内の関連施設を最大限に利用して経費節減を図り、参加費及び懇親会費を5年ぶりに引き下げることができました。但し、会場が都合により構内で一部分散することになりました。また特別講演(学術集会第2日:3月30日(火)午前)は、大学よりやゝ離れた三鷹市公会堂を利用致します。尚、当日午後以降の行事はすべて大学(三鷹キャンパス)にてとり行われます。移動には若干時間を要しますので、予めお含みおき頂ければ幸いです。 現在、三鷹キャンパスでは新外来棟は竣工しましたが、昨年暮まで使用していました従来の外来棟を此度解体して撤去、跡地に新に病棟を建築する工事が進行中です。工事に伴う騒音や時に一部交通規制など、いろいろと御不便をおかけすることもあろうかと思われます。その節は諸般の事情をお汲みとりの上御寛恕賜りたく存じます。 交通の便に多少難はありましても、三鷹キャンパスは緑に恵まれ、武蔵野の面影を伝えてくれます。一方、近隣の名刹深大寺や都立神代植物公園、市立仙川公園などを散策したり、更に森 鴎外、山本有三、太宰 治などに因む跡を市内に辿ることも出来ます。ここ三鷹は、私たちが、研究に教育に日夜励んでいる場であります。折角のこの機会に、本学会会員の方々に杏林大学の実際を御検分頂きたいと存じます。 今回の総会・全国学術集会は、日本医学会第25回総会行事の一翼を担います。時あたかも解剖学は、関連する諸分野、とりわけ分子細胞生物学、組織細胞化学、画像解析法、各種顕微鏡法など最近の進歩に支えられ、再び大きく躍動の時期を迎えています。1900年代最後の年にあたり、本学術集会が来るべき21世紀に向けてさらなる飛躍と発展の踏台として実りある集いとなりますよう主催者一同心より願ってやみません。 最後になりましたが、此度の総会・全国学術集会開催に際し、御協賛下さいました企業及び卒業生をはじめ、設営にあたり御支援を賜りました杏林学園関係者各位に厚く御礼申し上げます。 1999 年 3 月 第 104 回日本解剖学会総会・学術集会
会 頭 平野 寛(杏林大学医学部) 副会頭 松村讓兒(杏林大学医学部) 副会頭 西山文朗(杏林大学保健学部) |
会 頭 | 平野 寛(杏林大・医) | ||
副会頭 | 松村讓兒(杏林大・医) | ||
副会頭 | 西山文朗(杏林大・保健) | ||
プログラム委員会 | |||
委員長 | 塩田俊朗(帝京大・医) | ||
副委員長 | 高田邦昭(群馬大・生体調節研) | ||
相川英三(東京女子医大) | |||
相磯貞和(慶應大・医) | |||
井出吉信(東京歯大) | |||
伊藤博信(日本医大) | |||
牛木辰男(新潟大・医) | |||
加藤 征(慈恵医大) | |||
金澤英作(日本大・松戸歯) | |||
川上速人(杏林大・医)(事務局長) | |||
後藤保正(東京都保健科学大) | |||
坂井建雄(順天堂大・医) | |||
高野吉郎(東京医歯大・歯) | |||
千葉胤道(千葉大・医) | |||
廣川信隆(東京大・医) | |||
藤本豊士(群馬大・医) | |||
山下和雄(日本医大) | |||
山下修二(慶應看護短大) | |||
山科正平(北里大・医) | |||
山田仁三(東京医大) | |||
吉岡正彦(防衛医大) | |||
依藤 宏(防衛医大) | |||
秋元義弘(杏林大・医) | |||
高見 茂(杏林大・保健) | |||
小林 靖(杏林大・医) | |||
宮東昭彦(杏林大・医) | |||
相馬 寧(杏林大・医) | |||
金井美樹(杏林大・医)(事務担当) | |||
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