ホーム >  教員のつぶやき  >  【授業紹介】学際演習(エクセル)

 一昨年にスタートした学際演習エクセルは、早いもので三年目を迎えました。初年度は春学期のみでしたが、昨年から春学期だけでなく秋学期も開講しています。

 学生のみならず社会人でさえもエクセルスキルに不安を感じている人が少なからずいること、"インターンに行って必要性を痛感した"という主旨の学生さんの声を幾度となく耳にしたことから、受講する学生はかなりいると見込んで開講しました。お陰様で毎回30名前後の学生さんがエクセルと"格闘"されています。

 毎回ややボリュームの多いデータの入力から始まり、それを用いて新たなエクセルの関数や分析方法を学んだ後に演習を行い、演習の結果を提出するという流れをひたすら繰り返しています。

膨大な量のデータを処理する際に味方にしておくと良いと思われるSUMIFCOUNTIFVLOOKUPなどのやや難解な関数や、アンケート結果を集計するのに必要なピボットテーブル、2つのデータの関連の分析や、新商品の需要予測、新店の売上予測のための相関分析・重回帰分析、時系列データから季節性を除去する移動平均などの内容を、企業等で実務に携わる際に出会う可能性のある問題状況に関連させながら説明することを心がけています。

今年度は遠隔授業なのでどうなることかと思いましたが、画面上で実演を繰り返しながら説明することができますし、質疑応答も対面に比べて行いやすく、思いのほかスムーズに進んでいます。残念なのは、初回の授業でPCの前で固まっている学生さんが、回を追うごとに手を動かすようになり、やや難しい課題もこなせるようになっていく様子を見ることができないことです。

今後も内容の充実を図ってまいりますので、まだ受講されていない学生さんは、ぜひエクセルとの"格闘"にいらしてください。受講済みの学生さんは、受講していただきありがとうございました。(たまに復習しておいてください。)

加藤 拓(企業経営学科)

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