今年度、北島ゼミの2年生は、三鷹市の健康課題の発見と解決策の検討に取り組んでいます。これまでの学習や調査から、地域住民の健康維持増進には「地域住民の交流の促進」や地域の福祉を支えている「民生児童委員の世代交代の促進」が大切なのでは、という問題意識を持ちました。そこで、地域で高齢者の交流活動をされている方々や民生児童委員のみなさんからお話を伺うために、9月25日に、三鷹市の新川中原コミュニティーセンターで地域ケアネットワーク・新川中原（ケアネット・しんなか）が開催している「しんなかサロン」を訪問しました。

「しんなかサロン」は、地域の高齢者を対象とした交流会です。9月25日は、約40人が参加しており、歌を歌ったり、お茶を飲みながらお話をすることの他に、三鷹警察署の方による国際電話を介した詐欺の被害の防止に関するお話もありました。学生たちは小グループでの茶話会に参加させてもらいました。とても温かく迎入れていただきました。

　参加者が帰宅した後に、ケアネットしんなかを運営している方や民生児童委員と、それぞれのテーマについて意見交換を行いました。

　約1時間の訪問でしたが、学生たちにとっては、地域の高齢者と色々な話ができ楽しかった様です。また、地域交流の促進や民生児童委員の世代交代に関わる課題について考えるよい機会となりました。今回の訪問で得た経験や情報をもとに、今後、それぞれのテーマについて取り組んで行きたいと思います。

　今回の訪問の調整をしていただきました三鷹市の民生児童委員の大戸理恵子さんに感謝いたします。

2025．9．28．総合政策学部　教授　北島　勉

教員のつぶやき