4月25日に沖縄県を訪問してきました。観光ではなく、仕事でです。残念ながら。

私の研究テーマの一つが、HIV/AIDSの予防や医療へのアクセスの改善です。今年度から3年間、厚生労働省のエイズ対策政策研究事業として「在留外国人のHIV検査や医療提供の体制構築に資する研究」を実施することになりました。今回は、この研究班のメンバーである宮首弘子先生（外国語学部教授、日中通訳翻訳、医療通訳）とTran Thi Hue先生（神戸女子大学講師　アジア経済論、日越医療通訳）と一緒に訪問しました。

当日は、琉球大学病院・沖縄県感染症診療ネットワークコーディネーターの新里尚美さんと沖縄県ワクチン・検査推進課の加藤峰史さんから、沖縄県のHIVの流行、検査件数、在留外国人への対応等についてお話を伺った後に、南部保健所と那覇市保健所を見学させてもらいました。また、琉球大学病院にて仲村秀太先生と共同研究の内容について協議を行いました。みなさん、お忙しいところ、私たちの訪問に丁寧に対応していただき、感謝の念に耐えません。

沖縄県には、米国、中国、ベトナム、ネパール等々、様々な国の出身者が留学、技能実習、就労等で滞在している様です。今年度は在留外国人を対象としたHIV検査や医療へのニーズ調査とHIV検査会を実施できればと思っています。

写真は琉球大学で撮ったものです。左からHue先生、宮首先生、仲村先生、私です。

学部長のつぶやき