ホーム >  CBL  >  CBL地域留学ブログ:石巻編

こんにちは!友人の南雲さんから、ブログのバトンを受け取った総合政策学部・企業経営学科2年の松井です。私は今、地域留学で宮城県石巻市に来ています。来たことのなかった東北、初めての宮城県での日々は「新しい発見」の連続で、毎日がとても楽しいです!

まず、私が留学先として石巻市を選んだ理由は、「将来の視野を広げるため」でした。現在、石巻の水産業を若い世代に広めるプロジェクトに関わっていますが、もともと、水産業に強い興味があった訳ではありません。それに、業界や仕事について深く考えたこともなく、また東京以外の地域についても知らないことばかりです。そんな私は、いつか将来を決めるときに、視野が狭くなってしまうのではないか?と少し不安になりました。そこで、石巻で活動することで、水産業の現状を理解することはもちろん、地方都市のことも含めて、幅広く学ぶキッカケになるのではないかと考えたのです。

実際に、石巻で活動していく中で、地方ならではの良さを実感しています。それは何より、人の温かさです。たとえば、道を歩けば、顔見知りの方がいつも私に声をかけてくれます。美味しい魚がとれれば、「これ食べなよ!」といって持たせてくれるのです。自分のことを知っていて、大事にしてくれる存在がいる。それがこんなにも心強く、嬉しいものだということを初めて感じました。

活動としては、フィッシャーマン・ジャパンという団体に所属しながら、若者が水産業に関わるためのコミュニティづくりに取り組んでいます。ターゲット層は何か、どんなアプローチをするのか、そもそも何をするのか......決めなければならないことは沢山あります。こうした活動に初めて参加する私は、毎日が分からないことだらけで、正直、「逃げ出したい」と思ってしまうこともありました。

でも、そんな苦しい1日も、眠りにつく頃には充実感に変わり、東京での大学生活では味わえなかった、何とも言えない達成感を感じることができるのです。他大学の学生ともシェアハウスで共同生活を送っているのですが、一緒に活動する仲間が沢山いることも心強いです。課題に取り組む日々は、私をどのように成長させてくれるのか。この活動が終わるとき、何を感じているのか。それがとても楽しみです。

もし、これを読んでくださっている在校生や高校生の方がいるとしたら、知らない世界を知るために、将来の視野を広げるために、新しい環境に自ら飛び込んでみてください。最初は辛く、苦しいかもしれません。でも、「乗り越えた先に見える景色」を見てみたいと思いませんか?そして、困っていたら必ず誰かが助けてくれる。私はそれをここで知りました。興味を持ったあなた、ぜひ一度、石巻に来てくださいね!では次は、新潟県三条市で活動する1年生の大塚さんにバトンタッチします。

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