ホーム >  キャリア  >  【卒業生探訪】『0から農業』

はじめまして

2019年度、総合政策学部 企業経営学科 北田ゼミナール 卒業生の佐々木皓宇(ささきひろたか)と申します。今回、『卒業生のその後』をテーマに私の近況についてご紹介させていただきます。少し長くなりますが、お暇があれば読んでみてください。

卒業後、私はいわゆる一般企業に就職したわけではなく、進学を選びました。進学先は地元栃木県にある『栃木県農業大学校』。農業の勉強をするため地元に戻り、学生生活を延長することにしました。

現在、私は保育園からの幼なじみと二人で「イチゴ農家」をしています。農業経験ゼロからのスタート。お金も知識もありません。まさに『0から農業』を始めました。

【0から農業】
大学3年生の夏、そろそろ就職活動について考え始めた時期でした。やりたい仕事もないし。かと言っていい加減にも決めたくないし。ちょうどその頃、地元栃木県日光市に帰省をしていたある日のこと。保育園からの幼なじみである親友とこんな話をしました。
佐「就活どうしてる?」
友「何も考えてねぇ」
佐「おれもw」
佐 (やっぱりこいつと話してる時楽しいな)
  (一生このままいられたら楽しいよな)
  (俺の人生で譲れないものってこの瞬間じゃね?)
佐「一緒に仕事したら面白そうじゃない?」
友「のった」
佐「起業って言ってもスキルないしなぁ...」
 「あ、農業だったら簡単じゃね?」
 「じいちゃんばあちゃんでもできるし、俺らでもできるだろ」
友「それだ!」
佐「農業経験ゼロ、金もゼロ、土地もゼロ、俺らは『0から農業』だ!」

21歳の夏、農業ルートが決定しました。その後、2人揃って農業学校に入学することなりますが、そこで学んだことを一言で要約します。「農業ってすごく難しいものなので、ノリと勢いで始めてはいけません」

【私の近況】
時系列でまとめてみます。2019年3月杏林大学卒業

栃木県農業大学校入学

栃木県農業大学校退学

地元イチゴ農家で修行
↓(土地探し)
↓(ビニールハウス建設)
↓(農産直売所で販売の勉強)
↓ 他たくさん...

2022年12月 イチゴ初収穫
2023年6月 イチゴ一作目終了

施設の建設とイチゴの苗作り、イチゴの手入れ、毎日の収穫、パック詰め、経理に販売...。27年間生きてきましたが、一番濃い数年間で間違いありません。毎日が大変で大変で、でも親友と遊ぶように働くこの日々がとにかく楽しい。私たち0から農業がどんな体験をしてきたのか。今日までSNSで発信し続けています。是非ご覧になってください。
https://instagram.com/0karanougyou?igshid=MzNlNGNkZWQ4Mg==

【今後の展望】
この6月にして一作目が終わりましたが、一番の収穫は自分自身の本分を見つけることができたことです。それは面白そうを叶える ことです。あの時の「親友と一緒にイチゴ農家になる」という興味が私の叶えたいことでした。

今では、
・イチゴ農家で食べていけるようになる
・イチゴを目標量収穫する
・地元に貢献する
・若い人が農業を始めるきっかけになる
とやりたいことに溢れています。何事もやってみることが大切と言いますが、本当にそうなのかもしれません。やってみれば新しいやりたいことが見つかる。頼りにされることだってある。「面白そう」を叶えることが私の原動力です。

以上、これが私の卒業後になります。こんな卒業生もいるよ。こんな生き方もあるよ。何かの参考になれば嬉しいです。長々と大変失礼しました。

総合政策学部卒業生 
佐々木皓宇

0から農業ホームページ
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