急変回避、急変対応を行うためのシステムに関する臨床研究について

作成日時:2026年09月17日

お知らせ

 当院における急変回避、急変対応を行うためのシステムに関する研究を実施する予定です。研究の詳細は以下の通りです。

研究テーマ「看護指標を用いたRRS起動判断の妥当性と転帰に関する研究」

1.研究の目的

 当院では入院患者さんの重症化や急変の予防、予期せぬ急な病状悪化に対応するための迅速対応システムRapid Response System (RRS:当院名称Suginami Rapid Recovery System)を導入し、2025年10月より稼働させています。本研究では、RRS運用開始後の活動実績を調査し、その現状と課題を明らかにすることで、今後のRRS運用体制の改善および予期せぬ急変・死亡の回避につなげることを目的としています。

2. 研究の方法

 RRS運用開始後10か月間のRRS起動件数、緊急コール発動件数、HCU緊急入室件数と RRS運用前10か月間における緊急コール件数、HCU緊急入室件数を比較します。また、患者さんの背景と転機を調査します。

調査対象となる患者さん

  • RRS運用開始後 2025年10月1日〜2026年8月31日までのRRS起動全患者さん
  • RRS運用前 2024年10月1日~2025年8月31日までの緊急コール発動全患者さん 
  • および、院内急変にてHCUへ緊急入室した全患者さん

研究実施期間:2026年9月1日~2027年6月30日 

調査の方法:電子カルテから既存の診療情報を用い、RRS運用後の対象者は、RRS起動時の状況と対応、患者さんの背景と転帰を調査します(年齢・性別・診療科・疾患・転帰)。
RRS運用前の対象者は、緊急コール発動・HCU緊急入室の状況、患者さんの背景と転帰を調査します(年齢・性別・診療科・疾患・転帰)。

3. 倫理審査

 本研究は杏林大学医学付属杉並病院の倫理審査委員会によって、研究計画の妥当性が評価されており、患者さんの権利が守られていることや医学・看護学の発展に役立つ情報が得られることなどが検討され、実施が認められています。
 本研究に関連して開示すべき利益相反は存在しません。本研究への参加による研究対象者本人への直接的な利益はなく、謝礼等の経済的利益もありません。また、本研究の実施による新たな知的財産権が発生することは想定していません。

4. プライバシーの保護および患者さんの権利について

 研究対象者のデータは個人を特定できる情報を削除したうえで匿名化を行い、厳重に管理され、研究目的以外には使用されることはありません。研究結果は学会発表や学術論文等で公表する予定ですが、その際に個人が特定される情報は一切使用しません。
収集した研究データおよび研究に関する記録は、研究終了後5年間保管を致します。保管期間中は、研究責任者が責任をもって適切に管理し、個人情報の漏えい、盗難、紛失等が生じないよう厳重に保管されます。
 保管期間終了後は、電子媒体に保存された研究データについては復元できない方法により完全に消去し、紙媒体についてはシュレッダー等を用いて個人情報が判別できない状態で適切に廃棄されます。

 研究への参加を希望されない方はいつでも参加の辞退をすることができます。また、参加を辞退された患者さんが、当院の診療で不利益を生じるなど影響を受けることは一切ありません。ただし、学会発表や学術論文として公表された後は、当該データは削除できない可能性があります。

5. お問い合わせについて

 この研究のことでおたずねになりたいことがある場合、また、参加を望まれない方は以下の問い合わせ先まで遠慮なくご連絡ください。


-お問い合わせ先-
杏林大学医学部付属杉並病院 看護部 HCU/CCU
研究代表者(研究の責任者) 松田 勇輔
〒 166-0012 東京都杉並区和田2-25-1
TEL 03-3383-1281