大熊ゼミナール4年生、ゼミ内「ビジネスプランコンテスト」を開催

観光交流文化学科の大熊ゼミナールでは、春学期に取り組んできたビジネスプランをゼミの最終日に披露し競い合いました。ブランディングのセオリーを学ぶ当ゼミは、これまでのゼミ活動を通して「自分とは何者か」「どのように表現し伝えるか」を考え、自身のブランディングを目指してきました。ビジネスプラン作成はその集大成として、社会課題を発見し世の中にまだない解決策を、持続可能なビジネスという形で各自がアウトプットする中に、自分らしさを表現する手法です。観覧には3年ゼミ生も参加し、全員が“最大1000万円まで出資できる投資家”と想定して審査をおこないました。
学生のアイデアは様々です。フードロスの社会課題に対して地元の既存事業にヒントを得たもの、アルバイトの接客効率を上げるためのオムニチャネル事業構想、いじめを起こさないためのVRを使った教材開発事業等々、日常の何気ない疑問、大好きなこと、許せないことを想起するところから始めて調査と試行錯誤を重ねました。ロゴのデザインや企業理念まで細部にわたり自分らしさを表現しました。




仮想の最高出資額を集めたのは、出身地の地域資源であるお茶の、中東での体験型販売事業を企画したプランでした。留学経験で培った人脈を活かして実施した現地リサーチを反映したプランは説得力がありました。以下、学生の感想です。
「ビジネスプランを考えることは、起業家がやることだと考えていましたが、ポジティブにもネガティブにも、興味関心があればどんなことでもビジネスにできるのではないかと思いました。」
「自分だけではなく投資家や社会の問題、一般の人々など様々な人や物や環境を考えて制作するのはとても大変でした。」
「みんなのビジネスプランの発表が終わった時、『あ、これ全部この世にまだないものなのか』と改めて感動しました。大熊ゼミでは、“自分で考えること”の大切さを深く学ぶことができたと思います。この力は死ぬまで使う必要な力だと思うので、社会人になっても大事にしたいです。」
担当教員:観光交流文化学科 講師 大熊 美音子
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