「現代社会と観光ホスピタリティ」不動産業と観光の深いつながりを知る ―三井不動産商業マネジメント株式会社
2024年11月21日

観光交流文化学科1年生の専門必修授業「現代社会と観光ホスピタリティ」は、実社会における観光ホスピタリティの接地面の豊かさを学ぶことを目的としています。いわゆる「観光産業」とは呼称されない業界でありながら、観光と深く関わり活躍される実務家を隔週でゲストにお呼びする授業、その翌週には学生同士で関連のテーマを議論します。

第6回のゲストには、本学部観光交流文化学科の卒業生で、三井不動産商業マネジメント株式会社に2019年に入社した村田伸哉氏が、土地や建物を管理する不動産の仕事と観光の結びつきについて、豊富な事例をもとに後輩たちに話してくださいました。学生たちは、世界中から注目されている著名な観光施設が不動産業によって長い年月をかけて計画され開発され、今の姿としてあることを知りました。さらに、計画や開発に留まらず、開発したものをいかに価値あるものにしていけるかという継続的な取り組みが、観光地としてのにぎわいを生み出していることを学ぶことができました。


次の週には、村田氏のお話を踏まえ、渋谷のとある商業施設を自分たちなりに分析し、未来に向けてどのような施設を加えてどのような価値を創り出していきたいかを議論しました。「日本の未来のために私たちが渋谷をこうしたい!」そういう気概を感じさせる具体的な発表が多く聞かれたのは、やはり観光を学んだ先輩が活躍する姿に心打たれたからでしょう。
担当教員:観光交流文化学科 講師 大熊 美音子
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