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外国語学部のフィールドスタディ(海外地域研修)  台湾の高雄市で中国語と台湾文化を学ぶ

2025年03月24日

 2025年3月2日から9日まで8日間の日程で、学部の基盤教育科目であるフィールドスタディ(海外地域研修)の授業として、台湾の高雄市にある國立高雄餐旅大学での研修に中国語学科と観光交流文化学科の学生10名が参加しました。國立高雄餐旅大学は1995年に創設された台湾初のホスピタリティ専門の国立大学です。本学との連携協定に基づいて初めて企画された今回の研修プログラムは以下のような盛りだくさんのコンテンツで実施されました。

会話力向上を重視した中国語初級者向けの効果的な語学研修プログラム

 発音の反復練習をベースにグループワークや発表の機会も多く、学んだことをすぐに実践するため、大学外のドリンク店に電話をかけて実際に飲み物を中国語で注文したりキャンパス内で見知らぬ現地大学生に突撃質問するミッションゲームを行うなど、効果的な授業内容でした。高雄市の六合夜市では実際に屋台で注文した食べ物の種類によってチーム戦でビンゴゲームを行うなど、会話力を高める工夫が随所に見られました。

さまざまな台湾文化体験
 伝統的な茶文化である烏龍茶の製法に関する講義と飲み比べ(3種類)を行った他、日本でも有名なタピオカミルクティーやマンゴーソーダ、愛玉子ドリンクなどの調製と試飲、春聯を用いた吊るし飾りの製作、扇子の絵付けなどを体験しました。

観光都市である高雄市、台南市の観光地探索
 台湾で有名な夜市も含めて名所旧跡を訪ね、歴史・文化・伝統的な台南料理や観光地の課題を学びました。また、中国の民族衣装を着用して記念写真の撮影も楽しみました。

 研修期間中は大学キャンパス内の寮に宿泊しました。現地大学の学生スタッフ(TA)が学習面・生活面で親身にサポートしてくれただけでなく、街中への買い物や食事にも付き添ってくれたり、一緒にスポーツを楽しんだりと、参加学生は学生スタッフやその友人たちとの交流を深めました。参加した学生たちは、現地だからこそ学べることをたくさん経験し、とても充実した研修となりました。

【参加学生の研修レポートから】
・この研修を通じて、語学を学ぶ上で実践の大切さを実感し、自ら積極的に学ぶ姿勢が重要であることを改めて学んだ。(観光交流文化学科1年生)
・日本で受ける授業とは異なり、現地で本場の方に教えてもらったことで、実際に現地で使えるようなフランクな中国語だったり、若者言葉といわれるような言葉だったりを学ぶことができた。学ぶだけに留まらず、自由時間で学んだ言葉を使う機会が多く設けられ、理解を深めることができた。(観光交流文化学科1年生)
・私はこの台湾での研修で、中国語と台湾の文化を学ぶだけでなく、現地の人の温かさにも触れることができた。文化の違いに戸惑うこともあったが、TAの皆さんや先生方、友人に支えられ、充実した7日間を過ごすことができた。7日間という短い期間だったが、語学力、適応能力、コミュニケーション能力の向上につながった。(観光交流文化学科1年生)
・私はこの研修に参加して多くの学びを得たと実感する。出発前に授業のレベルは少し優しすぎるのではないか、などと心配する時もあったが、授業内容が優しい分、全て中国語で進行することにより、自分にとって復習のような面もあり、新たな学習にも繋がったと考える。(中国語学科3年生)

担当教員:観光交流文化学科  教授  志村 良浩

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