私は今、シンガポールを拠点に、スポーツ選手とチームの間に入って契約交渉を行う仕事をしています。好きなスポーツの仕事に就きたくて探していたところ、スポーツ選手の代理人に日本人が当時まだいないと知りました。これはチャンスじゃないかと思い、この世界に飛び込みました。そこに勝機があるとひらめいたのは、マーケティングのゼミナールでの学びが大きく影響していると思います。先生にいつも「真っ白なところから何かを作っていくことに価値を見出しなさい」と言われ、学生時代からいろいろなことに着目して発想し、企画を立てていました。経営のクリエイティブな面や根本的なおもしろさにもふれられた貴重な時間だったと思います。海外で働いていて感じるのが、相手の価値観をちゃんと認めないとダメだということ。そういった意味でも、総合政策学部で国際関係や会計を学び、視野や価値観を広げられたことは本当に良かったです。