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臨床検査技術学科 大河戸准教授が日本臨床細胞学会で優秀演題賞

2023年11月06日

 保健学部臨床検査技術学科の大河戸光章准教授が、11月4日、5日に福岡国際会議場で開催された第62回日本臨床細胞学会秋期大会で優秀演題賞を受賞しました。
 大河戸准教授の演題は「細胞集塊のHPV解析によって得られたHSIL/中等度異形成と異型化生細胞に関する新知見」です。欧米における子宮頸がん検診は、最初にHPV(ヒト乳頭腫ウイルス)遺伝子検査が行われ、次にHPV陽性の女性を対象に、細胞診による精密検査が必要か否か、トリアージする方法に置き換わっています。
 しかし細胞診はscreening errorによって過小診断が約20%起こりえることが懸念されています。大河戸准教授等はHSIL細胞、異型化生細胞の新たな細胞学的特徴を顕微解剖によるHPV解析で明らかにしました。この新知見によって細胞診トリアージによる過小診断率の減少が期待されます。なお本研究内容は学術論文としてJournal of Medical Virologyに近々公表される見込みです。

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