ホーム >  学生のつぶやき  >  「第12回大学コンソーシアム八王子学生発表会」に参加して

                        3年生 野呂瀬 世史輝

 「第12回大学コンソーシアム八王子学生発表会」が12月6日に開催され、本年も田中ゼミナールとして参加した。参加団体は、八王子の大学から総勢167組にも及び、口頭発表、展示発表、ポスター発表により行われる大規模なイベントである。我々は、口頭発表の参加団体の中、「学生が八王子市長へ直接提案!~最終選考会~」の部門での発表に選ばれた。

 我々のプランは、八王子の空き家問題に目を向け、市が行った調査から所有者が利用を許可する空き家の存在に注目したもので、それを生かすことができないかを問題意識とした。具体的には、クラウド・ファンディングを活用しながら、リノベーションを行い、テレワークやワーケーションの活用を図るというもので、民間の力を主体としたプランを市政に生かす試みを提案してみた。審査の方のコメントは、イノベーションの着眼点こそは評価されたものの、プランのリスクに対しての詰めの甘さがあることも具体的に指摘して頂いた。そして、「奨励賞」というものを頂き、八王子市長に空き家問題の解決の重要性を示唆できたことにはやりがいを覚えた。

 また、同じ部門に参加した他のチームからは論理的かつ的確なプランと高いプレゼンテーションスキルを学べたことは非常に良い経験であったといえる。この発表会では、後日、八王子市の担当部局からもフィードバックが得られるなど、行政当局の考え方を具体的に知ることができることもこの発表会の醍醐味である。発表会の準備においては、ゼミナールの先輩や後輩を巻き込み、アイデアを出し合いながらプランを深化させることができた。私はこの発表会参加を通して、ゼミの一体感を一段と高められたと感じている。

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