ニュース一覧

発達障害シンポジウム2024を本学で開催します!2024/4/6(土)、2/22(木)受付開始!

毎年4月2日は国連の定める世界自閉症啓発デーであり、日本でも4月2〜8日を発達障害啓発週間とし、自閉症・発達障害の理解促進のため様々なイベントが催されます。

渥美剛史助教が企画・運営する「発達障害シンポジウム2024」を開催いたします!
現地参加とライブ・アーカイブ配信のハイブリッドで実施いたします。

日時:2024年4月6日(土)
場所:杏林大学・三鷹キャンパス

参加受付開始は2月22日(木)からです。開催内容の詳細等、詳しくは下記のサイトよりご確認ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
https://sites.google.com/view/sympo2024

2024年02月16日

脳波計測の研究参加者を募集しております!

脳への超音波刺激が脳波に与える影響の分析

頭皮の上から特定の脳部位へ超音波刺激を与え、その時の脳活動を脳波計測により分析する研究の参加者を募集しております。

実施場所:杏林大学 医学部 病態生理学教室
募集期間:2023年9月〜、定員に達し次第終了
謝礼:7,500円/日
参加日数:1日(3時間程度)
対象:16歳〜35歳の男女で、過去に発達障害(自閉スペクトラム症など)の診断歴が無く、てんかんの発症歴の無い方

詳細は、こちらのサイトから!

2023年09月22日

渥美剛史助教が日本心理学会第87回大会でシンポジウム『発達障害・精神疾患のトランスレーショナル心理学』を開催します!(2023年9月17日(日))

渥美助教が日本心理学会第87回大会でシンポジウムを開催します。

[SS-026] 発達障害・精神疾患のトランスレーショナル心理学

企画代表者:渥美 剛史1,2
企画者:井手 正和2、
話題提供者:渥美 剛史1,2、廣中 直行3、請園 正敏4
司会者:井手 正和2

(1.杏林大学、2.国立障害者リハビリテーションセンター研究所、3.LSIM安全科学研究所、4.国立精神・神経医療研究センター)

日本心理学会第87回大会 神戸国際会議場・神戸国際展示場3号館(オンライン併用)

2023年9月17日(日) 11:20 〜 13:20 第2会場3F 301

大会サイト(ログインが必要です)
https://confit.atlas.jp/guide/event/jpa2023/subject/3B02-02-01/detail

2023年09月03日

第46回日本神経科学大会(仙台国際センター)で発表します!

https://neuroscience2023.jnss.org/index.html

 

シンポジウム「超音波刺激の基礎と臨床」

オーガナイザー:寺尾 安生(杏林大学医学部 病態生理学教室)、花島 律子(鳥取大学医学部 脳神経医科学講座 脳神経内科学分野)
2023年8月3日(木) 17:00 〜 19:00 第6会場 (白橿1)

話題提供
「超音波刺激による非侵襲的な神経機能調節法の開発」
○三嶋 竜弥1、寺尾 安生1
(1.杏林大学 医学部 病態生理学教室)
キーワード:ultrasound, neuromodulation, animal experiment

 

ポスター発表

○渥美 剛史1,2、井手 正和2、齋藤 綾子1、三嶋 竜弥1、藤原 智徳3、篠田 陽4、寺尾 安生1
(1.杏林大学、2.国立障害者リハビリテーションセンター研究所、3.埼玉医科大学、4.東京薬科大学)
キーワード:Autism, mouse model, Time perception, attention
2023年8月2日(水) 16:20 〜 17:20 ポスター会場 (展示棟)

 

2023年07月24日

研究参加者を募集しております(2023年5月ごろ)

自閉スペクトラム症(ASD)の脳イメージング研究にご協力頂ける方を募集しております。

時間認知の課題をMRI装置内で行って頂き、その間の脳活動を解析するというものです。このMRI解析といくつかの心理検査アンケートを含め、全体で1時間半を見込んでおります。

対象:16〜40歳のASDの診断を受けた方で、知能検査(WISC/WAIS)の結果(数値)をご提出頂ける方(5名ほど)
所要時間:1時間半
謝礼:3,000円

ご参加頂ける方は、下記の応募フォームよりご登録をお願い致します。
https://forms.gle/iopzNzqjT24GeJuV6

 

2023年04月20日

4月2日に渥美剛史助教が主催する発達障害シンポジウム『過敏な感覚をどう考える? ―誰にでもある、でも特別。との付き合い方―』が開催されます。

毎年4月2日は国連の定める世界自閉症啓発デーであり、これにあわせ、4月2日〜8日は発達障害啓発週間として、自閉症をはじめとする発達障害について広く啓発活動が取り組まれています。
そこで、2023年4月2日に発達障害シンポジウム『過敏な感覚をどう考える?―誰にでもある、でも特別。との付き合い方―』を生動画配信で開催します。
発達障害シンポジウム2023の特設サイト
話題提供者:
井手正和(国立障害者リハビリテーションセンター研究所)
篠宮紗和子(エクセター大学)
飯村周平(創価大学)
河野哲也(立教大学)
当教室の渥美剛史助教は、シンポジウムの企画運営・司会・討論を務めます。

最新情報は上のHPや下記Twitterアカウントでご確認下さい。
https://twitter.com/Atsumi_Research

2023年03月14日

本間元康昭和大専任講師(当教室非常勤講師)が日本心理学会第86回大会で国際賞を受賞しました!

本間元康 昭和大専任講師(当教室非常勤講師)が、日本心理学会第86回大会にて国際賞を受賞し、受賞講演を行いました。
タイトル:「時間認知と疾患」
講演者:本間 元康(昭和大学)
司会者:小山 慎一(筑波大学)
https://confit.atlas.jp/guide/event/jpa2022/subject/42101-01-01/advanced

2022年09月21日

日本心理学会第86回大会にて渥美剛史助教がシンポジウム・ポスター発表を行いました。

日本心理学会第86回大会にて渥美剛史助教がシンポジウムの開催と、ポスター発表を行いました。
[SS-007] 進化・発達からみた感覚の多様性
企画代表者:渥美 剛史1
話題提供者:渥美 剛史1、早川 卓志2、平松 千尋3、生形 咲奈4,5
指定討論者:井手 正和6、明和 政子4
司会者:渥美 剛史1
(1.杏林大学、2.北海道大学、3.九州大学、4.京都大学、5.名古屋大学、6.国立障害者リハビリテーションセンター研究所)
https://confit.atlas.jp/guide/event/jpa2022/subject/29901-21-07/classlist
[4AM-027-PH] 自閉スペクトラム症者と比した非診断群の自閉症傾向と感覚の多様性の関連
*渥美 剛史1,2、井手 正和2、寺尾 安生1 (1.杏林大学、2.国立障害者リハビリテーションセンター研究所)
https://confit.atlas.jp/guide/event/jpa2022/subject/48821-27-07/advanced

2022年09月14日

当教室の研究メンバーがNEURO2022(第45回日本神経科学大会・第65回日本神経化学会大会・第32回日本神経回路学会大会の合同大会)で発表します!

当教室の研究メンバーがNEURO2022(第45回日本神経科学大会・第65回日本神経化学会大会・第32回日本神経回路学会大会の合同大会)で発表します。
詳細は各演題要旨をご確認ください。
https://neuro2022.jnss.org/abstract_search_system.html

[1P-107] シンタキシン1Bのハプロ不全による熱性けいれんの発症機序の解明
*三嶋 竜弥1、小藤 剛史2、藤原 智徳1,3、齋藤 綾子1、寺尾 安生1
(1. 杏林大学医学部病態生理学教室、2. 杏林大学医学部RI部門、3. 埼玉医科大学保健医療学部臨床検査学科)

[1P-191] 自閉スペクトラム症者における恐怖関連刺激による視覚時間順序判断低下の神経相関
*渥美 剛史1,2、井手 正和2、Mrinmoy Chakrabarty3、寺尾 安生1
(1. 杏林大学、2. 国立障害者リハビリテーションセンター研究所、3. Indraprastha Institute of Information Technology Delhi)

[2P-055] グリア細胞におけるシンタキシン1B欠損はGABA放出の異常を引き起こす
*小藤 剛史1、三嶋 竜弥2、齋藤 綾子2、藤原 智徳2,3 (1. 杏林大学医学部RI部門、2. 杏林大学医学部病態生理学、3. 埼玉医科大学保健医療学部臨床検査学科)

[3LBA-035] Syntaxin 1A遺伝子の神経発現を規定する抑制性制御機構の解明
*中山 高宏1、福冨 俊之2、寺尾 安生1、赤川 公朗1 (1. 杏林大学医学部病態生理学、2. 杏林大学医学部薬理学)

2022年06月13日

渥美剛史助教が国際自閉症学会(INSAR2022)にて、パネリストとして話題提供しました。

渥美剛史助教が、5月15日(現地時間14日)に国際自閉症学会(INSAR2022: International Society for Autism Research)のパネルセッションにて、パネリストとして話題提供しました。

演題:Reduced Inhibition of Stimulus Temporal Segregation Associated with Sensory Hyperresponsiveness in ASD.

Atsumi T, Ide M, Terao Y.

パネルセッション名: Investigating the Excitatory/Inhibitory Imbalance Hypothesis in Autism - a Multidisciplinary Approach.

学会大会WEBサイト

2022年05月21日

4月2日に渥美剛史助教が主催する発達障害シンポジウム『発達障害にどう向き合うべきか ー社会モデル×脳科学の交差点ー』が開催されます。

毎年4月2日は国連の定める世界自閉症啓発デーであり、これにあわせ、4月2日〜8日は発達障害啓発週間として、自閉症をはじめとする発達障害について広く啓発活動が取り組まれています。
そこで、2022年4月2日に発達障害シンポジウム『発達障害にどう向き合うべきか ー社会モデル×脳科学の交差点ー』を生動画配信で開催します。
発達障害シンポジウム2022の特設サイト
当教室の渥美剛史助教は、シンポジウムの企画運営・司会・話題提供を務めます。

最新情報は上のHPや下記Twitterアカウントでご確認下さい。
https://twitter.com/Atsumi_Research

2022年03月18日

当教室での研究がBehavioural Brain Research誌に掲載されました!

当教室での研究がBehavioural Brain Research誌に掲載されました!

掲載論文発表雑誌: Behavioural Brain Research

論文タイトル: Disturbance of the reciprocal-interaction between the OXTergic and DAergic systems in the CNS causes atypical social behavior in syntaxin 1A knockout mice

筆者 : Tomonari Fujiwara, Takefumi Kofuji, Kimio Akagawa

DOI:10.1016/j.bbr.2021.113447

 

2021年08月31日

当教室での研究がFrontiers in Neuroscience誌に掲載されました!

当教室での研究がFrontiers in Neuroscience誌に掲載されました!

掲載論文

発表雑誌 :Frontiers in Neuroscience

論文タイトル :Time Distortion in Parkinsonism

筆者 :Yasuo Terao, Motoyasu Honma, Yuki Asahara, Shin-ichi Tokushige, Toshiaki Furubayashi, Tai Miyazaki,

Satomi Inomata-Terada, Ayumi Uchibori, Shinji Miyagawa, Yaeko Ichikawa, Atsuro Chiba, Yoshikazu Ugawa, Masahiko Suzuki

DOI: 10.3389/fnins.2021.648814

2021年06月08日

本間元康昭和大専任講師(当教室非常勤講師)の研究がNeuromodulation:Technology at the Neural Interface誌に掲載されました!

本間元康昭和大専任講師(当教室非常勤講師)の研究がNeuromodulation:Technology at the Neural Interface誌に掲載されました!

掲載論文

発表雑誌:Neuromodulation:Technology at the Neural Interface

論文タイトル:Inducing Cortical Plasticity to Manipulate and Consolidate Subjective Time Interval Production

筆者:Motoyasu Honma, Shoko Saito, Takeshi Atsumi, Shin-ichi Tokushige, Satomi Inomata-Terada, Atsuro Chiba, Yasuo Terao

DOI: 10.1111/ner.13413

2021年05月27日

【4/8更新】4月3日に渥美剛史助教が司会を務める発達障害シンポジウム『絵画は感覚のふしぎなのぞき窓』が開催されます。

毎年4月2日は国連の定める世界自閉症啓発デーであり、これにあわせ、4月2日〜8日は発達障害啓発週間として、自閉症をはじめとする発達障害について広く啓発活動が取り組まれています。
そこで、2021年4月3日に発達障害シンポジウム『絵画は感覚のふしぎなのぞき窓』を生動画配信で開催します。
https://sites.google.com/view/sympo2020/
当教室の渥美剛史助教は、シンポジウムの企画運営・司会・討論のファシリテータを務めます。

最新情報は上のHPや下記Twitterアカウントでご確認下さい。
https://twitter.com/NC0V6rVzkopaVXh?s=20

 

【4/8更新】

シンポジウムは盛況のうちに終了いたしました。ご視聴いただきありがとうございました!

YouTube Live配信のアーカイブは15日までご覧いただけます。


2021年03月09日

三嶋竜弥講師の研究がJournal of Neurochemistry誌に掲載されました!

http://www.kyorin-u.ac.jp/univ/faculty/medicine/news/2020/10/news2010161b.php

研究のハイライト

STX1Bタンパク質が半減すると、自発的なGABAの放出量が低下することが明らかになりました。
STX1Bタンパク質が半減すると、高体温時にシナプス間隙のGABA濃度が上昇せず、抑制性シナプス伝達機能が低下することが明らかになりました。
GABAトランスポーターの活性を阻害すると、高体温時の神経回路の過剰興奮を抑制することが明らかになりました。

概要
熱性けいれんは2-4%の乳幼児に見られ、遺伝的な要因が強ことが知られています。近年、ヒトにおいてシンタキシン1B(STX1B)というタンパク質をコードしている一対の遺伝子のうちの片側に変異が生じ、この遺伝子から作られるSTX1Bの量が減少すると、熱性けいれんや・てんかんを引き起こすことが報告されました。熱性けいれんは、発熱などによる高体温により神経細胞が過剰興奮を起すことで発症しますが、なぜSTX1Bタンパク質が半減すると熱性けいれんを引き起こすのかは不明です。STX1Bは中枢神経系の細胞に発現し、シナプス小胞の開口放出に関与する形質膜タンパク質です。STX1Bを含む3種のSNAREと呼ばれるタンパク質(STX1, SNAP-25, VAMP2)の働きが開口放出の調節に中心的に関わっています。また、STX1BはSLC6Aファミリーの神経伝達物質トランスポーターに直接結合し、神経終末から放出されたGABAやグリシンなどの抑制性神経伝達物質を再び神経細胞内に取り込むトランスポーターの機能調節にも関っています。

本研究ではSTX1B遺伝子の片側を欠損した遺伝子改変マウスを用いて、STX1Bのタンパク質量減少による熱性けいれんの発症機序を調べました。実験には出生直後の新生仔マウスから採取した海馬神経細胞を培養したものを用いました。けいれんの発症は抑制性神経機能の異常と関連が強いことが知られています。そこで抑制性神経伝達物質であるGABAの放出機構を電気生理学的な手法で解析したところ、自発的に放出されるGABAの量が減少していることを明らかになりました。シナプスから放出されたGABAはGABAトランスポーターにより再取り込みされシナプス前終末に回収されますが、一部はシナプス間隙に残り、持続的に神経活動を抑制する働きをします。そこで、シナプス間隙のGABA濃度を解析したところ、野生型マウスでは高体温時にはシナプス間隙のGABA濃度が上昇しており、神経活動の抑制が強くなることが解りました。しかし、遺伝子改変マウスでは高体温時にシナプス間隙のGABA濃度が上昇せず、神経活動の興奮性の低下が見られませんでした。このとき、GABAトランスポーターの阻害剤を投与することで神経活動の興奮性を低下させることができました。これらの結果は、熱性けいれん・てんかん症候群の治療法の開発につながるものとして期待されます。

この研究は、文部科学省科研費(基盤研究C)、てんかん治療研究振興財団の助成を受けて実施されました。


掲載論文
発表雑誌: Journal of Neurochemistry
論文タイトル: Syntaxin 1B regulates synaptic GABA release and extracellular GABA concentration, and is associated with temperature-dependent seizures
筆 者: Tatsuya Mishima, Tomonori Fujiwara, Takefumi Kofuji, Ayako Saito, Yasuo Terao, Kimio Akagawa
(三嶋竜弥、藤原智徳、小藤剛史、斎藤綾子、寺尾安生、赤川公朗)
DOI: 10.1111/jnc.15159

病態学教室の詳細はこちらをご覧下さい。

病態生理学研究グループの詳細はこちらをご覧下さい。


問い合わせ先
杏林学園広報企画調査室
E-mail:koho@ks.kyorin-u.ac.jp
Tel:0422-44-0611

2021年01月05日