ホーム >  その他  >  オリンピック会場でのボランティア活動

 東京オリンピックは、開催についての世論が賛否分かれたままの開幕となりましたが、連日熱戦が繰り広げられています。その陰には大会の運営をサポートする多くのボランティアの存在があります。

 杏林大学国際協力研究科の院生である留学生W君も、ボランティアとして医療救護チームに参加し活動に関わっています。筆者は先日、W君に話を聞くことができました。

 W君は、事前のセミナーやトレーニングの参加を経て、大井ホッケー競技場の医療チームに配属されて、現在会場で活動しているそうです。出身国の医師免許を持つ彼は、医師や看護師を補佐する仕事をしており、その仕事に大きなやりがいを感じています。また、無観客試合にもかかわらずアスリートたちが全力で真剣に試合に取り組む姿をその目で見て、メディアの報道だけでは伝わらない雰囲気を感じているようです。特に、スポーツを通して国境や様々な違いを乗り越え、フェアプレーの精神をもって世界の平和の実現に貢献するというオリンピックの精神の大切さは、身をもって感じていると言います。話の最後に、「世界が大きな困難に直面する今の時代こそ、オリンピックの精神をもう一度思い出すべきではないか。」と付け加えていたのが、印象的でした。

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