ホーム >  教員のつぶやき  >  【授業紹介】学際演習(クリエイティブ(動画制作)

総合政策学部では専門の異なる複数の教員が一緒になって学際的な切り口で社会における課題発見と課題解決に導く学際演習というユニークな講義を展開しています。通信環境の高度化により、いつでもどこでも映像・動画が視聴できる時代となり、人々のコミュニケーション手段として動画・映像は欠かせないものになりつつあります。グローバル化が進展し、国内外の社会課題がより一層複雑化する中で、問題解決の手法としてのクリエイティブの力はますます重要になっています。

そうした中で今年度秋学期に実施された「学際演習(クリエイティブによる動画制作)」(教員:北島勉、木暮健太郎、三浦秀之)では、株式会社Vookhttps://vook.vc/の映像クリエイターの方々と株式会社ニコンにhttps://www.nikon.co.jp/よるカメラなどの機材協力のもと、「課題を乗り越え頑張っている人」をテーマに動画制作を通じた日本社会の課題発見を試みました。この学際演習で制作した動画は、最終的にNikon Presents- Vertical Movie Award 2022に応募されましたhttps://vook.vc/c/nikon-vertical-movie-award/)。

【受講生の李維剛君による動画「留学生の挑戦」】

留学生の挑戦ー張智健篇 on Vimeo

<作品の概要>
中国からの留学生の多くは多くの中国の若者が選んだ「北京」「上海」「広州」とは異なり、異国の「東京」にやってきた。異国の生活には、挑戦が溢れている。彼らはそれぞれ夢を見ながら、「冷暖東京」の舞台で「漂流」し続ける。マイノリティの身分は、彼らを成長させようとしている。もしかして、満員電車であなたのそばにずっと沈黙している人も「東漂一族」の一人かもしれない。まだ知られざる彼らの挑戦と夢に耳を傾ける。

<伝えたいメッセージ>
今や総人口の2%を占める在日外国人の一部は、出稼ぎのためではなく、夢を追いかけながら日本で暮らしている。外国人であるが外人でないことを発信したい。



<ゲスト講師:岸田 浩和さん>
ドキュメンタリー監督、映像記者。光学メーカー勤務を経て独立。株式会社ドキュメンタリー4を立ち上げ、ニュースメディア向けの映像取材や短編ドキュメンタリー制作を担う。シネマカメラを用いたラン&ガンスタイルの撮影と、ナレーションを用いない編集が特徴。2012年の初作品「缶闘記」が、5カ国8カ所の映画祭で入賞・入選。その他、NYC Food Film Festival 2016での最優秀短編賞と観客賞の受賞歴も持つ。大阪国際メディア図書館、関西学院大学、東京都市大学にて、映像ジャーナリズム系の講師を勤める。

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