ホーム >  CBL  >  CBL地域留学ブログ:塩尻編

総合政策学部総合政策学科1年の伊藤です。私はいま、夏休みの期間を活用し、CBL(Community Based Learning)の国内地域留学1期生として、長野県塩尻市に滞在しています。このブログも滞在先の部屋で書いています。まずはなぜ、地域留学先として塩尻を選んだのか、ということからお話を始めたいと思います。

私の母は長野県の出身で、夏休みにはよく祖父母の家に遊びに行っており、「長野県」自体には何度も訪れています。そのため、松本城や諏訪湖といった場所にも馴染がありました。たまたま家族とCBLの地域留学について話していたとき、母から「塩尻は今まで何度も通り過ぎたことがある」と言われました。これはまさに、授業(CBL概論)で塩尻市について紹介されていたときに聞いた話の通りでした。塩尻は「近くに松本市や諏訪市といった有名な観光地があって、ここ(塩尻)は通り道にされてしまっている」というのです。私は「本当にそうだったんだな」と非常にショックを受けると同時に、もっと塩尻のことを知りたいと思うようになりました。これが私の塩尻を選んだ理由......の半分はホンネ、半分はタテマエと言ったところでしょうか。それでは私のもう一つのホンネは何でしょうか? 塩尻市には「高ボッチ高原」という場所があります。そしてそこは、とあるアニメの聖地のひとつです。私はそのアニメのことが大好きです。つまり塩尻を選んだ理由の一つは、そういうことでもあります。

塩尻での活動はまずこの場所のことを知る、ということから始まりました。そのため、今回の地域留学をご担当いただいている塩尻商工会議所の方に様々な場所に連れて行ってもらいました。例えば、中山道の宿場町で今なお当時の建物が残る「奈良井宿」、木曽漆器の生産地でありこちらも昔ながらの建造物が多数残る「木曽平沢」、ジンギスカンが人気な老舗焼き肉店の「東山食堂」、名前に松本と入りながらも塩尻にもかなり食い込んでいる「信州まつもと空港」、様々な事業を考える人たちが集まり独特な空気感を生み出すシビックインキュベーションセンターの「スナバ」など。塩尻での活動が始まってから、とにかく毎日、市内をぐるぐると回っています。そんな中、やはり高ボッチ高原の印象はかなり強いものでした。もともと、行ってみたかったということもありますが、自然豊かなこの場所の景色は大変すばらしかったです。また、車のナンバーを見ると様々な場所から観光に来ている方がいて、かなりの人気があることを実感しました。しかしながら問題点もあります。特に高ボッチ高原までの道幅は非常に狭く、車がすれ違うだけでも一苦労です。それに加えて崖っぷちの山道はガードレールも何もないところが非常に多く、車が落ちてしまわないかずっとヒヤヒヤしていました。

さて、私たちが今回行う塩尻市の地域留学テーマは「観光プロモーション事業」です。そのため先ほどの「高ボッチ高原への道が狭い」といった問題点を洗い出し、どう解決するかを考える必要があります。まだ何をどのようにするか決まっていませんが、今後も視察へ行ったり、関係者へのヒアリングをしたりする予定です。それらをすることで塩尻への理解をさらに深め、問題解決のために少しでも力になりたいと思います。どうか温かい目で見守っていただけると幸いです。

最後に、正直私には、この活動が今後どうなっていくのか、将来どのように役立つのか、全くよく分かっておりません。そもそも塩尻に来た動機の一つが、私の場合好きなアニメの聖地だったから、というものです。しかしながら、きっかけはそんな単純なもので良いのではないでしょうか。私はいま出来ることに全力で取り組んで、楽しみながら学んでいきたいと思っています。このブログを読んで、少しでもCBLが面白そうだと感じていただけたら嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございます。ちなみにこのブログはリレー形式となっています。次は、佐賀県上峰町で町おこしに関わっている、同じ1年生の一法師さんにバトンを渡します!
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