ホーム >  CBL  >  CBL地域留学ブログ:豊橋編

1年生の水上さんからリレーブログのバトンを渡された総合政策学部企業経営学科2年の南雲(なぐも)です! 私はいま、CBLの地域留学として、愛知県豊橋市の二川町という場所で活動しています。宿泊は一軒家を貸していただいて、私と外国語学部の学生を含めた女子4名でシェアハウスのような形で生活をしています。ここからは、私が二川を選んだ理由や活動内容などをお話していきたいと思います。

私が二川(ふたがわ)で取り組んでいるのは、「空き家問題」なのですが、二川を留学先として選んだのは、課題発見から課題解決のためのアクションまで、学生である自分たちが主体的に関わることができるという点でした。また二川では、地元住民の方へのヒアリングの機会が多かったことも、魅力に感じた点の1つです。ヒアリングを通して、子育て世代や高齢者、町のために活動している人など様々な人の意見を聞くことができます。質問をする能力や、人の話を理解する力が身につくと思いました。

私たちは二川に1か月間、滞在するのですが、--"いまの自分に何ができるのか?"--それを確かめたいという気持ちもありました。大学を卒業して社会人になったときに、課題の発見から解決策、実行までを考えることは多くあると思います。この地域留学を通じて、課題を自ら発見し、そして解決するためにアクションを起こす力を少しでも伸ばせれば、どんなことにでも活用・応用することができると思ったのです。

さて、二川の方にヒアリングをして気づいたのは、「世代が違うと交流ができていない」ということでした。例えば、高齢者の方からは「草刈りで困っている」という話を聞いたのですが、翌日、子育て世代の方にこのお話を伝えたところ、「知っていれば手伝いに行ったのに」という意見を聞きました。これは世代間コミュニティの不足が原因だと感じました。そこで二川に地域留学をしている私たち4人は、「コミュニティ形成のきっかけを作る」ことを目標として掲げ、これから解決策を具体的に考えて、実行していきたいと思っています。

地域で活動する中で印象的だったのは、「学生のうちは何度でも失敗していいんだよ」と言っていただけたことです。大学生活でも、失敗を恐れて一歩踏み出すことをためらってしまうことも多いでしょう。実際に私も、自分の住んでいる場所を離れて、一度も行ったことがない地域に1か月も滞在することに、「失敗したらどうしよう」と思い、とても悩みました。しかし、この地域留学では、失敗を恐れていたら何もできなくなってしまいます。ヒアリングでも上手くいかないことが多々ありますが、「なぜ失敗したのか」を客観的に捉え、修正していくことで学べることが沢山、あると感じます。

学生である間に、少し壁が高くても、それを超えた先に自分の糧になるものがあると信じてチャレンジすることも必要かなと思います。私も二川に来てみて、毎日がとても忙しくて大変で、ときには、寝る時間も削らなければいけないほどです。しかし、この経験もいつかは絶対に役に立つと信じています! 二川を離れるときに、「成長できたな」と思える自分に出会えることが、いまから楽しみです。さて次は、同じゼミの友人でもあり、宮城県石巻市で活動する2年生の松井さんにバトンを託します。
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