ホーム >  学際演習  >  【学際演習】スポーツを考える

学際演習「スポーツを考える」では、社会福祉、会社法、国際法といった専門分野の異なる教員が「スポーツ」に関わる様々な事象を取り上げて課題を提示し、学生と議論しながら考える形式と、学生各自が競技を1つ選択して研究発表し、議論する形式といった2つの形式で演習を行っています。

前半の講義では、まず、各自がスポーツとどのようなかかわりを持ってきたのかを発表し、その後に、スポーツにまつわる様々な問題を出し合って多様な側面があることを確認しました。次に「スポーツ」とは何か、その定義や社会的な意義について議論しました。

スポーツに関わる制度や法について、プロ野球を題材に、スポーツと企業、スポーツと地域振興、ドラフト制度などについて考えました。また、スポーツに関わる判例を通して考えたり、スポーツと賭けについて具体的な事例をもとに考え、意見を出し合いました。

スポーツと国際社会については、まず、スポーツの起源や世界的な普及のあり方について考えました。次に、オリンピックやFIFAワールドカップなどの国際大会の組織運営や国際政治、国際経済、環境、人権といった側面に与える様々な影響や課題について考えました。

後半は、学生が研究発表を行い、議論を行っています。1人ずつ異なる競技を選択して、そのスポーツの起源、歴史、大会運営、普及のあり方や今後の課題などを発表します。野球、サッカー、バレーボールやバスケットボールといった多くの人が楽しみ世界的に普及しているスポーツに関する発表だけでなく、アルティメット、モルックといった競技人口が多くないもの、相撲、空手、柔道といったその起源が日本に関わりが深いものなど様々な競技についての発表があり、どれもとても興味深い内容となっています。

スポーツは身近な題材ですが、健康の増進のみならず、人々に感動を与え、社会的にも大きな影響を与えることのできる側面も持っており、スポーツを通して多様な社会課題について学ぶことができます。

  • Facebook
  • Twitter

COPYRIGHT © KYORIN UNIVERSITY ALL RIGHTS RESERVED