がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン

2015年度の講義・公開講座情報一覧

腫瘍内科学総論

日時2015年4月9日(木)18:00~19:30
会場第2病棟4階 臨床講堂
担当者古瀬 純司 (杏林大学大学院医学研究科 腫瘍内科学教授)
内容「がん診療」にかかわる基礎知識をまとめる。 がんの統計の基礎的知識ならびに、切除、放射線治療、化学療法(薬物療法)、免疫療法、緩和医療、精神腫瘍などがん治療の全体像を理解する。がん治療の進歩・発展には臨床試験や臨床研究の実施が必須である。その基本的な考え方、しくみを理解する。 また、がん臨床や研究に関わる者の利害相反など基本的知識を理解する。分子標的薬を始めとする新しい薬剤は高額となっており、医療費用の問題が大きくなっている。医療の費用対効果の概略にも触れる。
備考プレ講義(申込不要、参加費無料)

高齢者のがん診療

日時2015年4月22日(水)18:00~19:30
会場講義棟3階 第2講堂
担当者長島 文夫 (杏林大学大学院医学研究科 腫瘍内科学准教授)
内容超高齢化社会に突入した日本では、高齢者のがん診療を行う機会が急増しています。現在の取り組みと現場の課題について説明します。
備考

がんの病理学

日時2015年4月28日(火)18:00~19:30
会場第2病棟4階 臨床講堂
担当者大倉 康男 (杏林大学大学院医学研究科 病理学教授)
内容がんの病理学にかかわる基礎知識を概説する。 がんの診断、治療において病理学の役割は大きい。がんの診断のための病理業務(組織診、細胞診、迅速診断、病理解剖)について理解し、検体の取扱い、標本の作製方法、診断の方法について学ぶ。がんの組織発生、進展様式、浸潤、転移、進行度について、さらには、がんの発生・進展に関わる病理診断がどのように行われるのかを具体的に説明する。
備考

医療統計学1

日時2015年5月13日(水)18:30~20:00
会場第2病棟4階 臨床講堂
担当者浜田 知久馬 (東京理科大学工学部 経営工学科教授)
内容がんの臨床試験を統計学的にデザインし,解析するための医療統計学の 基礎について講義する.  医療統計学で用いられる統計手法の現状  臨床研究における医療統計学の役割  統計学的検定入門  2種類の誤り,検定の手順,p値と有意水準  臨床研究のデザインと解析  臨床研究の模式図,臨床研究における3つの目標,ITT解析の意義  バイアス(bias), 交絡(confounding),交互作用(interaction)
備考

医療統計学2

日時2015年5月20日(水)18:30~20:00
会場講義棟3階 第2講堂
担当者浜田 知久馬 (東京理科大学工学部 経営工学科教授)
内容がんの臨床試験を統計学的にデザインし,解析するための医療統計学の 基礎について講義する.  研究デザインと利点・欠点  臨床試験の評価ポイント   clarity(精度を高くする)   comparability(比較可能性を上げる)   general a izability(一般化可能性検討)  MOSAIC試験の例  がんの臨床研究の実例と評価
備考

治験と新薬承認審査

日時2015年5月27日(水)18:00~19:30
会場第2病棟4階 臨床講堂
担当者小倉 孝氏 (聖マリアンナ医科大学 臨床腫瘍学講座講師)
内容新規抗がん剤の開発過程(非臨床試験にはじまる「入口」から臨床試験を経て新薬承認に至る「出口」まで)を理解することは、抗がん剤に関連する臨床試験を立案する際に不可欠である。本講義の前半では、開発過程の基本的な流れ(治験実施---申請---審査---承認)を解説する。また、後半では、これまでに行われてきた実際の抗がん剤の審査過程、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の審査チーム内の議論でそれぞれ何がポイントとされたかについて述べる。具体例に触れることで抗がん剤の臨床開発での重要な点を十分理解することを目標とする。
備考

精神腫瘍学

日時2015年5月29日(金)18:00~19:30
会場第2病棟4階 臨床講堂
担当者大西 秀樹 (埼玉医科大学国際医療センター 精神腫瘍科教授)
内容がん患者は治療のみならず、精神心理面、社会面での問題でも苦悩している。がんに罹患したことにより生じる精神心理面の問題を取り扱う領域が精神腫瘍学である。 講義では、がんの罹患による生じる精神心理面の問題と評価、介入法について取り扱う。
備考

GCPと安全管理

日時2015年6月2日(火)18:00~19:30
会場第2病棟4階 臨床講堂
担当者中島 由紀 (東京薬科大学薬学部 医薬品安全管理学教室准教授)
内容治験は、新医薬品の製造販売承認を取得するために行われる臨床試験であり、ヒトにおける薬物動態並びに有効性と安全性を探索・検証していく。その実施にあたっては、GCPに則って、科学性、倫理性、信頼性を確保することが求められる。この講義では、J-GCPに規定された治験関係者の責務を概説するとともに、治験実施中の安全管理について、治験実施計画書に明記された安全確保策の遵守と適切な有害事象報告の重要性について考える。
備考

薬物療法学1

日時2015年6月8日(月)18:00~19:30
会場第2病棟4階 臨床講堂
担当者横山 智央 (総合病院 厚生中央病院 呼吸器・腫瘍内科副部長 外来化学療法センター長)
内容個々の患者についての化学療法の利益/不利益を決定するために、患者に合併する疾患について評価する必要がある。また,各抗がん薬の毒性プロファイル,各患者(腎不全や肝不全の場合)にあわせた投与・治療スケジュールを調節する方法、合併症や有害事象の対処法についてまとめる。 肺癌の薬物療法における標準治療と最近の話題について概説する。
備考

乳がん治療の多様性と最適化

日時2015年6月17日(水)18:00~19:30
会場講義棟3階 第2講堂
担当者井本 滋 (杏林大学大学院医学研究科 外科学教授)
内容乳がんの内因性因子とその薬剤感受性に基づく治療戦略について述べる。
備考

前立腺がんの個別化医療

日時2015年6月23日(火)18:00~19:30
会場第2病棟4階 臨床講堂
担当者桶川 隆嗣 (杏林大学大学院医学研究科 泌尿器科学教授)
内容わが国において急増している前立腺癌の治療法には大きく分けると手術、放射線、内分泌療法および無治療経過観察があります。最近ではロボット支援手術の導入、内分泌治療における骨動態、新規内分泌薬などホットな話題があります。前立腺癌の最新の診断法と個々の患者さんに対応する様々な治療法について解説いたします。
備考

研究計画の作成法

日時2015年7月2日(木)18:00~19:30
会場第2病棟4階 臨床講堂
担当者古瀬 純司 (杏林大学大学院医学研究科 腫瘍内科学教授)
内容質の高い臨床研究や臨床試験の実施は、しっかりとした研究計画が大切である。臨床研究はヘルシンキ宣言および厚生労働省から出されている臨床研究に関する倫理指針に則って実施することが求められる。臨床研究計画の立案、作成、実施について、具体的な臨床試験をもとに考える。
備考

緩和治療学

日時2015年7月7日(火)18:00~19:30
会場第2病棟4階 臨床講堂
担当者窪田 靖志 (杏林大学大学院医学研究科 麻酔科学講師)
内容がんの緩和ケア・緩和治療の考え方、基礎知識について概説する。
備考

腫瘍外科学

日時2015年7月13日(月)18:30~20:00
会場第2病棟4階 臨床講堂
担当者正木 忠彦 (杏林大学大学院医学研究科 外科学教授)
内容外科手術によりがんの根治切除を目ざすことは最も有効な治療法と考えられてきた。しかしながら根治切除=治癒でないことは、術後の転移・再発が稀ならず経験されることから明らかである。多くの質の高い臨床試験により、化学療法(薬物療法)、放射線治療などの補助療法の併用が予後の向上に寄与することが明らかにされてきた。本講義では、大腸癌を取り上げて最近の治療成績について概説し、がん治療における外科手術の意義について考察する。
備考

医師主導臨床試験

日時2015年7月22日(水)18:00~19:30
会場第2病棟4階 臨床講堂
担当者中村 健一 (国立がん研究センター 研究支援センター 多施設研究支援室長)
内容がんの標準治療の確立のためには医師主導臨床試験が必須である。がんの治療開発の全体像の中での治験や医師主導臨床試験の位置づけを把握し、seeds-drivenの試験と、needs—orientedの試験の違いを理解する。また、世界や日本の臨床試験グループの概要と実施体制を理解し、日本における効率的な治療開発体制のあり方についても論じる。実際に医師主導臨床試験を計画するにあたってポイントとなる事項や、実施に際して注意が必要な事項についても触れる。
備考

薬剤経済学

日時2015年7月31日(金)18:00~19:30
会場第2病棟4階 臨床講堂
担当者井上 裕智 (独立行政法人国立病院機構 呉医療センター中国がんセンター 薬剤師)
内容薬剤経済学は、その名の通り、薬に関する経済性を評価する学問である。ただ厳密に言えば、薬の使用環境までも含めて評価する。したがって、患者・家族の視点に立ちつつ医療人として活躍するためには、「『誰にとっての』薬の経済性か?」を明確にしておく必要がある。 本講義ではまず、立場が異なると経済評価の結果も異なる、という見落とされがちな基本事項に重点を置く。次に、薬剤経済学の分析結果を読むための考え方を紹介していく。
備考

医療経済学

日時2015年8月24日(月)18:00~19:30
会場第2病棟4階 臨床講堂
担当者川渕 孝一 (東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 医療経済学分野教授)
内容医療費にかかわる制度、並びに医療コストの問題とその対応を概説するとともに、本分野の「病院可視化ネットワーク」で得た知見を紹介する。 具体的には、がん患者に対する手術、放射線治療、化学療法のコストパフォーマンスについて学習する。
備考

女性性器がんについて

日時2015年9月3日(木)18:00~19:30
会場第2病棟4階 臨床講堂
担当者小林 陽一 (杏林大学大学院医学研究科 産科婦人科学教授)
内容婦人科領域のがんについて概説する。
備考

薬物療法学2

日時2015年9月10日(木)18:00~19:30
会場第2病棟4階 臨床講堂
担当者長島 文夫 (杏林大学大学院医学研究科 腫瘍内科学准教授)
内容抗がん剤の分類、作用機序、必要な遺伝子検査などについて概説する。 胃癌・大腸癌・食道癌の薬物療法における標準治療と最近の話題について概説する。
備考

放射線腫瘍学

日時2015年9月16日(水)18:30~20:00
会場基礎医学研究棟3階 会議室
担当者高山 誠 (杏林大学大学院医学研究科 放射線腫瘍学教授)
内容近年放射線治療は機能温存という観点から注目を受けている。しかしながら放射線治療に対する正しい認識は少ないのが現状である。癌治療における放射線治療の役割や意義、放射線治療を行う上での放射線生物学、放射線物理学や放射線障害・副作用などの基礎知識および実際の照射方法を中心とした放射線腫瘍学について講ずる。また定位放射線治療や強度変調照射(IMRT)などの最近の放射線治療の現況についても触れる。
備考

ガイダンス / がんとは、がん治療の現状(総論)

日時平成27年9月19日(土) 1・2時限(9:00~)
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟2階 205講義室
担当者古瀬 純司(杏林大学大学院医学研究科 腫瘍内科学教授) / 中島 恵美子(杏林大学大学院保健学研究科 成人看護学教授)
内容がん治療は、手術・放射線治療・抗がん剤治療の3本柱で行われており、日々進歩しています。がんの病理形態についてわかりやすく論説したうえで、現在行われているがん治療における基本的な考え方、がん薬物療法の意義や効果、副作用など最新の知識を教授します。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

がん看護の対象となる患者とその家族の理解と支援方法

日時平成27年9月19日(土) 3時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟2階 205講義室
担当者中島 恵美子(杏林大学大学院保健学研究科 成人看護学教授)
内容化学療法は、がんの内科的治療として幅広く実施されています。化学療法の概要と抗がん剤開発の変遷、効果判定の方法について学習し、現在主流である外来における化学療法のケアについて理解を深めます。さらに、研究に基づいた結果を解説しながら、がん患者に対するケアと、患者とその家族を支えるためのアセスメントの方法を教示します。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

薬物療法学3

日時2015年9月24日(木)18:00~19:30
会場第2病棟4階 臨床講堂
担当者古瀬 純司 (杏林大学大学院医学研究科 腫瘍内科学教授)
内容がん治療の中で薬物療法の役割が大きくなっている。新しい薬剤の開発に伴い、治療効果も向上している。がん薬物療法の効果判定、治療の継続・中止の考え方をまとめる。肝・胆道・膵癌の薬物療法における標準治療と最近の話題について概説する。
備考

高齢者のがん診療

日時平成27年9月30日(水) 1・2時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟2階 203講義室
担当者長島 文夫(杏林大学大学院医学研究科 腫瘍内科学准教授)
内容超高齢社会に突入した日本では、特に首都圏の高齢者数の増加が予想されており、地域の診療体制に工夫が求められています。高齢者のがん患者の場合、併存疾患を抱えていることが多く、医学的な対応以外にも身体的・精神心理的・社会的問題といった様々なリスクを評価して治療を進める必要があります。本講では、高齢者に対するがん診療の基本的知識や対応、地域がん診療拠点病院と、地域の病院や診療所との連携を推進するための取り組みなども概説します。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

化学療法を必要とするがん患者の看護

日時平成27年9月30日(水) 3・4時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟2階 203講義室
担当者新田 理恵(杏林大学医学部付属病院 がん化学療法看護CN)
内容本講では、がん化学療法薬の投与により生じる頻度が高い消化器毒性と症状マネジメント、分子標的治療薬について学びます。消化器毒性では、メカニズム・リスク因子・評価方法について学習し、さらに症状マネジメントとして実施されている薬物的介入と看護支援の実際まで理解を深めていきます。また、がん分子標的薬の特徴を体系的に理解するとともに、重篤な有害事象となり得る皮膚障害の種類・評価方法・看護の実際について講義を行い、日々発展する化学療法において応用可能な知識の習得を目指します。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

がん患者の抱えるストレスと危機に対する援助

日時平成27年10月3日(土) 1・2時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟 203講義室
担当者加賀谷 聡子(杏林大学大学院保健学研究科 成人看護学教授)
内容ストレス・コーピング理論に基づき、がん患者が抱えるストレッサーと対処法を学びます。また、ストレスが長期化することにより、患者は極限状態へとおかれ、危機となることから、危機理論についても論説します。ストレスから危機までを系統的に学習することにより、包括的な心理的援助ができるよう展開していきます。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

放射線療法を必要とするがん患者の看護

日時平成27年10月3日(土) 3・4時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟 203講義室
担当者鈴木 理恵(山形大学医学部附属病院 がん看護CNS)
内容本邦で、現在実施されている放射線療法の種類と治療の流れ、急性期有害事象とその看護について学びます。急性期有害事象では、放射線宿酔・骨髄抑制・脱毛・放射線皮膚炎・唾液分泌低下・肺臓炎など症状を分類して詳細な説明を行うとともに、その対応についても論説します。がん看護専門看護師として受け持った事例を提示し、具体的な介入ポイントやアセスメント、ケア方法を教示し、放射線療法における看護の役割について考察していきます。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

がん治療を受ける患者の倫理調整

日時平成27年10月8日(木) 1・2時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟 203講義室
担当者坂元 敦子(杏林大学医学部付属病院 がん看護CNS)
内容がん看護を実践するうえで重要である倫理とは何か、そして倫理的問題に直面した際に必要とする能力について基本的知識を学習します。さらに、地域がん診療拠点病院のがん看護専門看護師として、患者や家族、様々な医療従事者から相談を受ける立場から、実際に対応してきた事例を紹介し、倫理調整の具体的な方策を学び、考察できるよう展開していきます。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

援助関係におけるサイコダイナミックス

日時平成27年10月8日(木) 3・4時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟 203講義室
担当者浅沼 奈美(杏林大学大学院保健学研究科 精神看護学教授)
内容本講では、専門看護師、認定看護師の役割の一つとして、コンサルテーション活動が位置づけられていることから、コンサルテーションについて系統的に学習し、がん看護に携わる看護師と患者の援助関係におけるサイコダイナミクスについて展開していきます。効果的なコンサルテーションの実践を目指し、クライエントと援助者の反応および感情の理解や、コミュニケーションの活用について理解を深めていきます。講義は、演習やディスカッション、箱庭療法などを活用しながら進めていきます。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

がんのリハビリテーション -造血幹細胞移植を受ける患者のリハビリテーション-

日時平成27年10月17日(土) 1・2時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟 203講義室
担当者吉井 真美(杏林大学保健学部 成人・高齢者看護学講師)
内容がんのリハビリテーションの基本的知識を学習します。さらに、現在、移植医療の一環として、実際にリハビリテーションを組み入れている施設が増えており、造血幹細胞移植を受ける患者のリハビリテーションを例に挙げて、研究結果に基づいた患者の活動の実際と看護支援プログラム、その有効性について説明します。また、医師・看護師・理学療法士が担当できる役割や業務を明確にするとともに、連携を図りながら取り組んでいくためには、看護師がどのようにinitiativeをとっていけば良いかなどを講義します。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

緩和ケアとは -がん治療における諸症状の緩和に必要とされる援助-

日時平成27年10月17日(土) 3・4時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟 203講義室
担当者量 倫子(杏林大学保健学部 成人・高齢者看護学講師)
内容緩和ケアの歴史、緩和ケアの定義などの基本的知識に加え、がん医療における緩和ケアの位置づけと重要性について学習します。さらに、実践が難しいとされるスピリチュアルケアについて、スピリチュアルケアの概念・スピリチュアルペインの構造・アセスメント・ケアの実践までをわかりやすく論説します。講義では、Spiritual Pain Assessment Sheetを用いた事例検討を行うことにより、がん患者に対する全人的ケアの理解を深めていきます。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

コーディネーターとは 円滑なコーディネートの方法 ①コミュニケーションスキル

日時平成27年10月27日(火) 1~5時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟 203講義室
担当者浦山 絵里(ひとづくり工房esuco代表 ナースファシリテータ)
内容がん看護に携わる看護師は、患者と家族、患者と他職種の医療者、病院と在宅医療など様々な場面でコーディネーターとしての役割が求められます。本講では2日間にわたってコミュニケーションとファシリテーションのスキルについて学習し、円滑なコーディネートやファシリテータとして臨床現場で活用できる知識と技能を習得します。ファシリテーションの役割と重要性をわかりやすく論説するとともに、自分自身を理解し、安心で安全な話し合いの場をどのように作っていけば良いかを学びます。様々な体験型のワークを織り込むことにより、楽しく進めていきます。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

コーディネーターとは 円滑なコーディネートの方法 ②ファシリテーションスキル

日時平成27年10月28日(水) 1~5時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟 203講義室
担当者浦山 絵里(ひとづくり工房esuco代表 ナースファシリテータ)
内容がん看護に携わる看護師は、患者と家族、患者と他職種の医療者、病院と在宅医療など様々な場面でコーディネーターとしての役割が求められます。本講では2日間にわたってコミュニケーションとファシリテーションのスキルについて学習し、円滑なコーディネートやファシリテータとして臨床現場で活用できる知識と技能を習得します。ファシリテーションの役割と重要性をわかりやすく論説するとともに、自分自身を理解し、安心で安全な話し合いの場をどのように作っていけば良いかを学びます。様々な体験型のワークを織り込むことにより、楽しく進めていきます。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

リンパ浮腫の治療とケア(講義・演習)

日時平成27年11月4日(水) 1~5時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟 203講義室
担当者佐藤 佳代子(後藤学園附属リンパ浮腫研究所 所長)
内容3日間にわたる集中講義によって、リンパ浮腫の治療とケアにおける実践可能な知識と技能を学びます。1,2日目は、リンパ浮腫のメカニズムや症状、治療とケアなど基本的な知識を習得した後に、医療用リンパドレナージと圧迫療法の実技演習を中心に進めていきます。さらに、3日目は弾性着衣の着脱・終末期ケア・ロールプレイを中心に学習します。知識だけでは実践が難しいリンパ浮腫のケアを、担当教員の指導のもとで演習を行うことにより、正確な技能を習得することを目指します。演習では、受講生同士でリンパマッサージなどの練習をしますので、Tシャツと半ズボンをお持ちください。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

リンパ浮腫の治療とケア(講義・演習)

日時平成27年11月5日(木) 1~5時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟3階 成人看護学実習室
担当者佐藤 佳代子(後藤学園附属リンパ浮腫研究所 所長)/ 穴田 佐和子(後藤学園附属リンパ浮腫研究所 研究員)
内容3日間にわたる集中講義によって、リンパ浮腫の治療とケアにおける実践可能な知識と技能を学びます。1,2日目は、リンパ浮腫のメカニズムや症状、治療とケアなど基本的な知識を習得した後に、医療用リンパドレナージと圧迫療法の実技演習を中心に進めていきます。さらに、3日目は弾性着衣の着脱・終末期ケア・ロールプレイを中心に学習します。知識だけでは実践が難しいリンパ浮腫のケアを、担当教員の指導のもとで演習を行うことにより、正確な技能を習得することを目指します。演習では、受講生同士でリンパマッサージなどの練習をしますので、Tシャツと半ズボンをお持ちください。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

リンパ浮腫の治療とケア(講義・演習)

日時平成27年11月6日(金) 1~5時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟3階 成人看護学実習室
担当者佐藤 佳代子(後藤学園附属リンパ浮腫研究所 所長)/ 穴田 佐和子(後藤学園附属リンパ浮腫研究所 研究員)
内容3日間にわたる集中講義によって、リンパ浮腫の治療とケアにおける実践可能な知識と技能を学びます。1,2日目は、リンパ浮腫のメカニズムや症状、治療とケアなど基本的な知識を習得した後に、医療用リンパドレナージと圧迫療法の実技演習を中心に進めていきます。さらに、3日目は弾性着衣の着脱・終末期ケア・ロールプレイを中心に学習します。知識だけでは実践が難しいリンパ浮腫のケアを、担当教員の指導のもとで演習を行うことにより、正確な技能を習得することを目指します。演習では、受講生同士でリンパマッサージなどの練習をしますので、Tシャツと半ズボンをお持ちください。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

子どものがん

日時平成27年11月21日(土) 1・2時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟 203講義室
担当者石川 福江(杏林大学大学院保健学研究科 小児看護学教授)
内容小児がんは、発見が難しく増殖が速い一方、治療の進歩によって治癒が可能なケースも増えています。しかし、治療に伴う苦痛、治療中の学校教育、晩期合併症など様々な問題があり、病状や成長発達段階、家庭環境においても子どもへの対応が必要となります。本講では、小児がんの特徴と、子どもの発達時期に応じて異なる病気の理解について基本的知識を概説します。検査や治療において、子どもが主体となって受けることが出来るよう適切なプレパレーションの方策についても理解を深めます。また、子どもの回復促進のためには不可欠である家族のエンパワーメントの支援についても学習します。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

緩和ケアチームにおける疼痛管理の実際

日時平成27年11月21日(土) 3・4時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟 203講義室
担当者窪田 靖志(杏林大学大学院医学研究科 麻酔科学講師)
内容がんによって引き起こされる疼痛の分類・機序・評価方法、ならびにWHO方式のがん疼痛治療法に基づいた鎮痛薬と鎮痛薬以外の疼痛治療法について学習します。疼痛の評価については、具体的な評価方法をわかりやすく論説します。疼痛治療法おいては、現在主に使用されている鎮痛薬のNSAIDs、アセトアミノフェン、オピオイド、末梢神経障害性疼痛治療薬、鎮痛補助薬など各薬剤の適応ならびに有効性、副作用とその対策までを学び、がん性疼痛の看護において応用可能な知識の習得を目指します。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

退院支援

日時平成27年11月26日(木) 1・2時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟 203講義室
担当者加藤 雅江(杏林大学医学部付属病院 ソーシャルワーカー)
内容病院におけるソーシャルワーカーの役割や退院支援の基本的知識について学びます。また、がん患者との対話や情報提供を行うことが多いソーシャルワーカーの視点から退院支援をする際の留意点などをわかりやすく説明します。さらに、事例を用いて看護師がどのような支援を提供できるかを考察していきます。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

緩和ケアにおける症状コントロール

日時平成27年11月26日(木) 3・4時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟 203講義室
担当者伊藤 祐子(杏林大学医学部付属病院 緩和ケアCN)
内容緩和ケアは、終末期の患者だけでなく、がんと診断されたときから実践していくための取り組みがなされており、看護師への期待は益々高まっています。本講では、基本的緩和ケアとしてがん患者が体験する様々な症状とその看護を具体的に説明したうえで、事例検討によって理解を深めていきます。がんと診断され、心身ともに苦痛を持っている可能性のある患者に対し、看護師が緩和ケアの担い手として役割を発揮できるよう実践能力の向上を目指します。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

在宅における緩和ケアと看取り -在宅療養におけるコーディネーター- (在宅療養移行時に必要な看護支援)

日時平成27年11月27日(金) 1・2時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟 205講義室
担当者大金 ひろみ(杏林大学大学院保健学研究科 基礎・在宅看護学准教授)
内容在宅で療養を希望するがん患者への適切なコーディネートを行うためには、高齢者の介護とは異なるがん患者特有の在宅療養を取りまく現状と、前提条件、仕組みを理解しておく必要があります。本講では、がん患者の在宅における緩和ケアに焦点を当て、在宅療養の導入期や安定期、終末期などの各時期に必要な支援について解説していきます。さらに、一人暮らしなど対応が困難であると考えられるがん患者に対して、事前準備やどのようなケアを提供していくべきかを教示します。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

ホスピスにおける緩和ケアと看取り

日時平成27年11月27日(金) 3・4時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟 205講義室
担当者近藤 百合子(桜町病院聖ヨハネホスピス 緩和ケアCN)
内容ホスピスにおける緩和ケアの理念・ケア方針・看護師の姿勢・症状マネジメントなど基本的な知識を学びます。さらに、終末期の患者への看護を実践するうえで看護師が遭遇する日々のケアへの疑問や倫理的問題、悲嘆についても学習し、理解を深めていきます。ホスピスで多くの患者を看取ってきた緩和ケア認定看護師が、「チームケアにおける看護師の役割」「看取りのケア」についても詳説する貴重な講義となっています。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

円滑なコーディネートの方法 ①および②について実践の振り返り

日時平成27年12月4日(金) 1~5時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟 205講義室
担当者浦山 絵里(ひとづくり工房esuco代表 ナースファシリテータ)
内容がん看護に携わる看護師は、患者と家族、患者と他職種の医療者、病院と在宅医療など様々な場面でコーディネーターとしての役割が求められます。本講では2日間にわたってコミュニケーションとファシリテーションのスキルについて学習し、円滑なコーディネートやファシリテータとして臨床現場で活用できる知識と技能を習得します。ファシリテーションの役割と重要性をわかりやすく論説するとともに、自分自身を理解し、安心で安全な話し合いの場をどのように作っていけば良いかを学びます。様々な体験型のワークを織り込むことにより、楽しく進めていきます。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

事例検討 インテンシブコースのまとめ

日時平成27年12月11日(金) 1・2時限
会場杏林大学三鷹キャンパス 看護医学教育研究棟 205講義室
担当者中島 恵美子(杏林大学大学院保健学研究科 成人看護学教授)
内容受講生が日頃の臨床実践で感じている疑問点や看護支援の方法などについて、事例をあげてもらい、受講した講義を参考に分析を行います。インテンシブコースのまとめとして、今後のがん看護の実践で活用できる方法論を見出すことができるよう考察していきます。
備考がん患者コーディネーター養成インテンシブコース

第6回 「がんと共にすこやかに生きる」 講演会

日時平成28年2月27日(土) 13:30~14:30
会場杏林大学三鷹キャンパス 大学院講堂(2病棟4階)
担当者高橋 都 先生 (国立がん研究センター )
内容上手くすすめよう!がんと仕事
   ―焦らない、あきらめない、自分を活かす―

がんと共にすこやかに生きるために、仕事は、経済、社会とのつながりの両面で重要な問題です。就労に関する制度・しくみ・相談窓口・現状・人間関係・コツなど、いろいろな面からの情報とアドバイスをあなたの就労に是非お役立てください。
国立がん研究センターより 高橋都先生 をお招きしお話ししていただきます。

講演会終了後にはがん患者さんだけの語らいの場を設けます。
参加費・予約不要ですので、ぜひご参加ください。(開催時間:14:45~15:45/同建物2階)
備考「がんと共にすこやかに生きる」講演会シリーズ

第7回 「がんと共にすこやかに生きる」 講演会

日時平成28年3月12日(土) 13:30~15:00
会場杏林大学三鷹キャンパス 大学院講堂(2病棟4階)
担当者樋口 強 氏 (いのちの落語家)
内容いのちの落語
   ~笑いは最高の抗がん剤~

がん患者さんでもある樋口強氏「いのちの落語講演」です。
病気とは、人生とは、いろいろ考えながら、大いに笑ってください。
がんと共に生活していらっしゃる皆さまへの応援エールです。

講演会終了後にはがん患者さんだけの語らいの場を設けます。
参加費・予約不要ですので、ぜひご参加ください。(開催時間:15:15~16:15/同建物2階)
備考「がんと共にすこやかに生きる」講演会シリーズ