重要なポイント(シリーズ620-1-14

 ‐赤血球,好中球,血小板の形態から骨髄像までを見通す予備知識‐

 「重要なポイントではどのように細胞をみたり考えたりするか」

                 杏林大学保健学部 臨床血液学(教授) 中竹 俊彦

 この解説の次に,パワーポイント(シリーズ620)をご参照ください.特殊染色は(シリーズ630)に提示しています。

シリーズ620-1-14 

IV.異常な細胞群(その存在に対しての対処方法)

IV-1.正常な骨髄細胞の分布パターンを知っていて取り組む

 正常な骨髄像(ミエログラム)は,信頼できる「血液病学の成書」と呼ばれるほどの本から移行像の存在を意識して基準値を参考にすると良いと思います.

 ことに病的な顆粒球系と赤芽球系には,移行像の存在する様子から、回復傾向や逆に抑制の存在が推定できる例がありますので、具体的には,成熟型の位置づけの判読(例えば移行像はI 型,II 型などの位相の違いを見抜く観察力と分布パターンの認識力)などが必要です.

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 文献

(参考資料)

1.中竹俊彦:骨髄像の解析と表現法(1)

2.中竹俊彦:骨髄像の解析と表現法(2)‐リンパ球を追う‐

3.中竹俊彦:マルクマスター,ブラストマスター(ともに,CD-ROM教材)

 上記の問合せ先:中竹 俊彦

杏林大学保健学部 臨床血液学 中竹俊彦(042-691-0011内線4305,4308)

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<教材の御案内>

 体裁

 B5版(本文 305頁)

 目次(序論・1〜24まで9頁)

 索引(欧文A〜Z 2頁、和文索引19頁 合計21頁)

  (頒布いたします)

入手方法の問い合わせ( nakatake@kdt.biglobe.ne.jp )半角アットマークで可能です。