救急総合診療科概要・特色

高橋 信一
地域の医療機関と連携し幅広い救急診療に対応
救急総合診療科は、成人の非外傷性急病患者さんと小児・成人の外傷性急病患者さんの初期診療(いわゆるER業務)にあたる部門です。
一般的な内科疾患から脳卒中や交通外傷、頭部外傷など幅広い領域の救急診療を一手に引き受けます。当院各診療科と密接な連携を取り、入院が必要な場合は迅速に入院担当科に診療を引き継ぎ、外来通院が必要な場合は当科もしくは院内の専門外来で診療を継続します。また、地域の医療機関との連携を重視しており、救急のご紹介も随時お受けしています。当救急外来で拝見した後に、ご希望により、その後の診療をかかりつけ医の先生方や、お近くの医療機関へご紹介することも行っています。
杏林大学医学部付属杉並病院は、東京23区の西に位置する杉並区にあり、区内最大の病床数を誇る病院です。また、中野区、世田谷区、渋谷区、練馬区、三鷹市、武蔵野市などと隣接しているため、極めて多くの患者さんが受診されます。 専門分化が進む現代の医学・医療の中で、むしろあらゆる病態に迅速に対応できる病院は少なくなっており、これを実現していることが当診療科の特色と言えます。