循環器内科先進的な医療への取組み

杏林大学医学部付属杉並病院では、医療のデジタル化を積極的に推進している。特に近年はスマートウォッチなどを活用した診療にも力を入れている。これまでスマートウォッチ外来といえば、動悸があるときにApple Watchで心電図を測定し、心房細動を早期に診断・治療するというイメージを持つ人が多いかもしれないが、スマートウォッチやスマートフォンから得られる健康情報(PHR:Personal Health Record)は非常に多岐にわたり、活用次第では日々の生活習慣の改善や健康維持に大きく役立つ。

循環器内科はこのPHRを積極的に活用する富士通のHLPF(Healthy Living Platform)、アプリ名「ポータブルカルテ」の導入を目指している。このシステムは、クラウドを経由してPHRを電子カルテ上で閲覧できるシステムである。閲覧可能な情報は、血圧、体重、酸素飽和度、血糖値、歩数、脈拍数、消費カロリー、睡眠時間など200項目近くにおよぶ。このシステムは地域クリニックの先生方もPHRをクラウドから閲覧する機能を有しており、地域連携に活用することも可能となる。