耳鼻咽喉科概要・特色

横井 秀格
専門的で低侵襲の治療を提供します
当科では耳鼻咽喉科疾患を幅広く扱い、また大学の付属病院としての専門的な精査加療を行います。すなわち耳鼻咽喉頭の疾患の定型的手術をすべて施行する体制を整えています(鼓室形成術III型とアドバンスの癌疾患以外)。その中でも、鼻副鼻腔疾患においてはアレルギー性鼻炎から鼻副鼻腔腫瘍まで、この地域におけるトップランナーを自負しています。また、他科との連携、チーム医療を行うことにより、患者さんが安心して治療を受けられるように努力しています。そして、当院の理念に基づき、あたたかい心のかよう良質な医療を患者さんに提供します。
当診療科の特色
耳鼻咽喉科領域の疾患は、多岐に渡ります。すなわちアレルギー・膠原病、感染症等による急性・慢性炎症、末梢神経の機能低下から腫瘍性病変まで身体の領域としては狭く見えますが、全身の臓器との関連も多く存在します。
当科では外耳炎や中耳炎、難聴、めまい、顔面神経麻痺、アレルギー性鼻炎、鼻副鼻腔炎、嗅覚障害、鼻副鼻腔腫瘍、扁桃炎、上気道炎、味覚障害、声のかれ、嚥下障害、口腔や咽喉頭の疾患および舌、喉、耳下腺、顎下腺、甲状腺等の腫瘍からリンパ節腫脹などをはじめとする頭頸部の腫瘤性病変にも取り組んでいます。
この多岐に渡る疾患に対して、当院の関連する各科や近隣の医療機関との連携を取りながら、内科的保存治療から外科的な手術加療まで幅広く対応し、大学の付属病院としての高度な医療を提供いたします。手術に関しては、特に鼻副鼻腔領域の疾患を主としており、鼻副鼻腔専門外来を設けています。近年のニーズに応える様、低侵襲、短期入院を目指しています。
取り扱っている主な疾患
以下の通り、耳鼻咽喉科全般にわたって診療しています。
- アレルギー性鼻炎、鼻副鼻腔炎、鼻副鼻腔腫瘍、嗅覚障害
- 中耳炎、外耳炎、難聴、めまい、顔面神経麻痺
- 舌下腺、顎下線、耳下腺、甲状腺等の炎症から腫瘍、リンパ節炎
- 扁桃炎、咽喉頭炎(嗄声等)から腫瘍
診療体制
外来は、毎日、午前2~3名の医師が耳鼻咽喉科疾患全般を対象に診療を行っています。午後は主に専門外来を施行しています。受診の方は外来棟3階のL-ブロック受付までお越しください。病棟は、耳鼻咽喉科疾患全般に経験を積んだ専門医が指導医となって専攻医とともにチームを組んで診療に当たっています。詳細は外来担当医表をご参照ください。