診療放射線技術学科 4年生髙橋慶氏、第126回日本医学物理学会学術大会にて学生優秀賞を受賞！

2023年09月21日

2023年9月15-17日に広島にて開催された第126回日本医学物理学会学術大会において、診療放射線技術学科４年の髙橋慶氏が学生優秀賞に選ばれました。髙橋氏は三木健太朗准教授、橋本雄幸教授の指導の元、放射線治療分野における人工知能の応用研究を行いました。
研究のタイトルは「DeepSpeedを用いたSwin-Unetの省メモリ化の効果と影響」で、近年多くの話題を集めているOpenAI社Chat-GPTにも採用されているTransformerモデルを画像に応用したViT、Swin-Unetに対し、DeepSpeedと呼ばれる省メモリ化手法が放射線治療画像における臓器セグメンテーションに及ぼす影響について調査したものとなります。
放射線治療の治療計画用CTで一般的に使用される画像サイズは深層学習で用いるには大きすぎるため、多くはGPUのメモリサイズに合わせて縮小して用いられますが、DeepSpeedを用いると条件にもよりますが、CT画像を縮小することなくそのまま深層学習に用いることができることを示しました。これにより解像度を保ったまま、深層学習でより高精度なセグメンテーションが可能になります。
髙橋氏は卒業研究、就職活動、国家試験対策勉強と平行して研究を行い、学会報告の準備を整え、その発表内容が評価され、受賞に至りました。
今後のますますの活躍に期待します。