2025年度 診療放射線技術学科 「診療放射線国際事情」に参加して
4年 長倉 優月
2年生13名、3年生1名の合計14名で今回参加したイギリス海外研修。この研修の参加を決めたきっかけは、日本での病院実習に参加していた際に海外研修の募集がかかったことでした。日本の病院実習での経験を踏まえて海外の病院を見学することで医療に対する視野を広げたいと思いました。またその頃私は苦手だったMRIに興味を持った頃で、研修先のセント・トーマス病院でMRIとPETを中心に見学させて頂けるという点も今回の海外研修への参加を決めた理由の一つでした。研修では講義と見学を通し医療に対する視野を広げることができました。日本の病院とは異なる点が多くあり、例えば日本では医療従事者全員がマスクを必ず着用していますが、海外の現場では異なっていた点から感染対策に対する考え方の違いを感じ、日本の診療放射線技師はどんなモダリティにも対応できる能力が求められる一方で、海外では「各モダリティの専門家」として活躍を求められる点についても大きな違いを感じました。もちろん共通点もあり、特に印象に残っていることとしては被曝防護三原則やALARAの原則を基盤に被ばく低減と最適化に努めている点は共通であることを確認することができました。PET/MRや、日本で見ることが叶わなかったサイクロトロンの中の構造の見学やPET/CTを用いた数多くの症例の見学もさせて頂くことができ、とても勉強になりました。構造や症例は教科書で勉強するよりも実際に見学し、目で見ることでイメージできるようになるため今回の研修を通して理解が深まったと感じます。現地のスタッフの方々は温かく私たちを迎え入れてくださりました。講義や見学の際には言語の壁がありながらも私たちが納得できるように極力簡単な英語で説明するよう努めてくださり、私たちの未熟な英語の質問に耳を傾けてくださったおかげでとても勉強になりました。イギリスで得た知識は自分のものとして吸収して日本へ持ち帰ることができたと感じています。
短い時間ではありましたが、自分にとって有意義な時間を過ごすことができました。このプロジェクトに参加して本当に良かったと強く感じています。ありがとうございました。3年 神馬 悠大
今回2月末から3月上旬にかけての8日間のロンドン海外研修に参加し、その内4日間をロンドンのキングスカレッジロンドン セント・トーマス病院で研修と見学実習をさせていただきました。初日と2日目午前は病院内を見学するにあたって必要な知識を受けるための講義受けました。具体的にはPET-CT、Total Body PET、放射性医薬品、心臓MRI、イギリスでの診療放射線技師の役職、安全管理などの授業を受けました。授業、見学全て英語での説明だったため、特に初日は話を聞いて理解するのが難しかったです。ただ先生と病院で働く医療従事者の方々は我々にもわかるようジェスチャーと、分かりやすい英語で話していただいたので細かいことは分からずとも話の要点をつかむことができました。2日目午後からは2~3人のグループに分かれ複数のモダリティを3日間にわたってローテーションして見学させていただきました。PET-CTの見学では病院内のサイクロトロンを利用したFDGなどの放射性医薬品の製造から見学させていただき、放射性医薬品の調製、患者さんとの当日の検査の確認、放射性医薬品の投与から撮影まで検査の全行程を見学することができました。放射性医薬品学でSPECTやPET検査の流れを全部学んでいたため良い復習になりました。一部を除いて、ほかの見学でも基礎的な部分は大学2年生までの授業で履修済みでした。今回実際の臨床の場で検査を見学して、講義内で得た知識をより定着させることができたと思います。また、病院見学でイギリスの診療放射線技師は複数人で一つの検査に行っていたのが印象的でした。例えば心臓のMRI検査では患者の方を案内する担当、画像を撮影する担当、画像解剖を行う担当、などといったようにチーム単位で動いているように見えました。日本の病院ではまだ実習を受けていないため正確にどこが異なるかはわかりませんでしたが、これが日本とイギリスでの診療放射線技師の違いの1つなのだろうと思いました。

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