Search

こちらは、主に杏林大学医学部の学生や研究者、付属病院の医療関係者のためのサイトです。 昨今、医療人材の国際的な流動化、インターネット活用による情報の流通やサービスの提供など、医療のグローバル化が急速に拡大しています。本サイトでは、本学医学生を対象とした海外研修プログラムや、医師を対象とした海外留学支援情報のほか、海外の著名な医療研究者による講演会(Kyorin Grand Rounds)などの情報を掲載。グローバルな視野を持った医療人になるサポートをしています。

国際共同研究

海外の研究者との学術交流は、新たな視点や発見を生み出し研究の発展に大きく貢献します。杏林大学医学部は、日本の医学研究のレベル向上や国際社会への貢献に取り組む研究者を積極的にサポートしています。

Kyorin Grand Rounds

杏林大学医学部では、海外の医療研究者をお招きし、研究についてお話しいただく「Kyorin Grand Rounds」を2023年から実施しています。
各分野の最先端の研究についてお聞きするとともに、医療者同士の交流の活性化を目的としています。

腸内細菌とともに歩む、健康科学のフロンティア

演者:鎌田 信彦 先生

Professor, Division of Gastroenterology and Hepatology, Department of Internal Medicine, University of Michigan Medical School, Ann Arbor, USA
Professor, Department of Pathology, University of Michigan Medical School, Ann Arbor, USA
特任教授, 大阪大学, 免疫学フロンティア研究センター

演者紹介

ヒトの体内・体表には、細菌をはじめとする無数の微生物が定着し、宿主との巧妙な共生関係を築いている。なかでも腸内細菌は、宿主にとって必須の役割を担う一方、そのバランスの乱れが炎症性腸疾患をはじめとする様々な疾患の病態に深く関わることが知られている。私たちの研究グループは、ヒト由来腸内細菌検体、ノトバイオートモデル、オルガノイドと細菌の共培養システムなど多様な実験手法を駆使し、腸内細菌を含む共生細菌がいかに乱れ、どのように疾患の発症や進展に寄与するのかを明らかにしてきた。
本セミナーでは、腸内細菌叢の乱れが生じる仕組み、乱れた細菌叢が病気を引き起こすメカニズム、さらにはその乱れを是正することで疾患を治療し得る可能性について、最新の研究成果を紹介する。あわせて、海外留学から海外大学での独立、そして日米二拠点での研究室運営に至るまでの自身の経験も共有し、若手研究者のキャリア形成を考える上での一助としたい。

日程

令和7年11月21日(金)17時30分から

主催

医学部国際化推進委員会、 医学部教員・職員能力開発室、 消化器内科学教室

もっと見る
Contact Us