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こちらは、主に杏林大学医学部の学生や研究者、付属病院の医療関係者のためのサイトです。 昨今、医療人材の国際的な流動化、インターネット活用による情報の流通やサービスの提供など、医療のグローバル化が急速に拡大しています。本サイトでは、本学医学生を対象とした海外研修プログラムや、医師を対象とした海外留学支援情報のほか、海外の著名な医療研究者による講演会(Kyorin Grand Rounds)などの情報を掲載。グローバルな視野を持った医療人になるサポートをしています。

国際共同研究

海外の研究者との学術交流は、新たな視点や発見を生み出し研究の発展に大きく貢献します。杏林大学医学部は、日本の医学研究のレベル向上や国際社会への貢献に取り組む研究者を積極的にサポートしています。

Kyorin Grand Rounds

杏林大学医学部では、海外の医療研究者をお招きし、研究についてお話しいただく「Kyorin Grand Rounds」を2023年から実施しています。
各分野の最先端の研究についてお聞きするとともに、医療者同士の交流の活性化を目的としています。

  1. 9月16日開催
    Endovascular thrombectomy (or “pull out the clot”) and the latest clinical trials
    虚血性脳卒中:血栓回収療法と最新の臨床試験

  2. 9月17日開催
    医療の進化を支える舞台裏: クリーブランドクリニックでの実践と学び

演者:【9月16日 火曜日】Dr. Bernard Yan

Academic Professor of Neurology at the University of Melbourne, Melbourne, Australia

演者:【9月17日 水曜日】倉持 由喜 先生

Administrative Director, Heart, Vascular, and Thoracic Institute, Clinical Research Department Cleveland Clinic, Ohio, USA

演者紹介

【9月16日 火曜日】Dr. Bernard Yan
Academic Professor of Neurology at the University of Melbourne, Melbourne, Australia

虚血性脳卒中は、もはや悲観的に捉える疾患ではなくなっています。 2015 年のランダム化比較試験以降、神経細胞の死滅を阻止し、迅速な神経学的回復を可能にする血栓回収療法の開発が進み、患者の約5人に2人は自立した生活に戻ることが可能となってきました。
最近の臨床試験によれば、 発症 24時間までの患者でも、大きな虚血コアを有する患者であっても血栓回収療法は有効であると証明されています。しかしその一方で、 多くの未解決の課題も依然として残されています。
本講演では、 血栓回収療法の現状と、 現在進行中の臨床試験について概説していきます。

【9月17日 水曜日】倉持 由喜 先生
Administrative Director, Heart, Vascular, and Thoracic Institute, Clinical Research Department Cleveland Clinic, Ohio, USA

最先端の医療が日々提供されているアメリカ・クリーブランドクリニック。その現場では、さまざまな専門 職が連携しながら医療サービスを提供するのみならず、Research にも積極的に取り組んでいます。
私の所属する Heart, Vascular and Thoracic Institute (HVTI) の Clinical Research Department は、未来 の医療を担う臨床試験・臨床治験の運営を専門としており、私自身はそのなかでもハードルが高いとされ る、医師主導試験のプロジェクトマネジメントを担当しています。Research を行うには医療の知識はあって 当然の上、Regulatory (法律・規制) の知識も必要とされ、Research の成功は医師が信頼出来るチームが あってこそと言っても過言ではないでしょう。
今回は、HVTI Research Department での具体的な業務やチームの役割を紹介しながら、私自身がこの ポジションに就くまでの道のりなどを交えてお話しし、現場での実践を通じて得た学びや気づきを皆さんと 一緒に考える時間にできればと思います。

日程

令和7年9月16日、17日 17時30分から

主催

医学部国際化推進委員会、 医学部教員・職員能力開発室 他

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