演者: Dr. Bernard Yan
Academic Professor of Neurology at the University of Melbourne, Melbourne, Australia
演者紹介
虚血性脳卒中は、もはや悲観的に捉える疾患ではなくなっています。 2015年のランダム化比較試験以降、神経細胞の死滅を阻止し、迅速な神経学的回復を可能にする血栓回収療法の開発が進み、患者の約5人に2人は自立した生活に戻ることが可能となってきました。
最近の臨床試験によれば、 発症 24時間までの患者でも、大きな虚血コアを有する患者であっても血栓回収療法は有効であると証明されています。しかしその一方で、 多くの未解決の課題も依然として残されています。
本講演では、 血栓回収療法の現状と、 現在進行中の臨床試験について概説していきます。
主催
医学部国際化推進委員会、 医学部教員・職員能力開発室、 脳卒中医学教室