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第5回杏林医学会市民公開フォーラム
高齢者のめまい・ふらつき・難聴について知ろう!〜健康に生きるために〜
講演会報告
増田正次先生
杏林大学・三鷹ネットワーク大学共催
第5回杏林医学会市民公開フォーラム
高齢者のめまい・ふらつき・難聴について知ろう!
〜健康に生きるために〜
五島史行先生
日時:平成30年5月19日(土)午後2時〜午後4時
場所:杏林大学病院 大学院講堂
<特別講演1>
「加齢による難聴を放っておくと健康寿命が縮む!?健康に生きるための補聴器装用のススメ」
講演者:増田正次先生(杏林大学医学部耳鼻咽喉科学教室 講師
講演概要
大規模な調査研究から、高齢者の難聴を放置することで、うつ、社会的孤立、認知症、衰弱といった症状を生じる危険が高まることが報告されています。本講演では加齢性の難聴を悪化させる危険因子にはどのようなものがあるのか?どのようなことをすると難聴の進行を遅らせることができるのか?高齢者の難聴が健康に及ぼす影響はどのようなものか?について紹介します。また、難聴への対処法として補聴器を使うときの心構えについてお話しします。
<特別講演2>
「加齢によるめまい・ふらつきは自分で治そう!原因の解説と自分でできる治療法の紹介」
講演者:五島史行先生(国立病院機構 東京医療センター 耳鼻咽喉科医員
臨床研究センター平衡覚障害研究室長)
講演概要
加齢によってめまい・ふらつきを自覚することは明らかですが、その原因は様々です。平衡機能をつかさどる、目、耳、足の裏の感覚、小脳の機能低下や全身の筋力低下などがその主な原因です。本フォーラムではめまい・ふらつきの原因について解説した後、どのような治療法が
おこなわれているのかについて紹介し、薬物や医者に頼らずご自分でできる対処法・治療法についてもお話しします。
“5月19日の午後、杏林大学病院「大学院講堂」にて、第5回杏林医学会市民公開フォーラムが開催された。「高齢者のめまい・ふらつき・難聴について知ろう!〜健康に生きるために〜」というテーマでお二人の先生にご登壇いただいた。あいにくの空模様の中、三鷹市民を中心に340名が参集し聴講した。大学院講堂の収容人数を大きく上回る方にお集まりいただき、急遽、臨床講堂を開放し、臨床講堂にメイン会場の映像と音声をお届けする形でご聴講いただいた。
講演会アンケートでも、本テーマに対する関心の高さがうかがえた。めまいのメカニズムをはじめ、実際の映像をみながらの解説はとても理解しやすく、皆さまから非常に高い評価をいただいた講演会であった。”
杏林医学会
2018.6.11