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第10回杏林医学会市民フォーラム
フレイルについて知ろう
講演会報告
座長 : 細金直文先生
講演1 : 稲田成作先生
講演2 : 稲永紗季先生
講演3 : 山田深先生
講演会の様子(ロコトレ体験中)
杏林大学共催
第10回杏林医学会市民公開フォーラム
フレイルについて知ろう
日時:令和6年5月18日(土)午後2時〜午後4時
場所:杏林大学三鷹キャンパス 第2病棟4階 大学院講堂
講演概要
フレイル”という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
これは英語の”Frailty“という単語がもとになっており、日本語では虚弱や老衰、脆弱などの意味に該当し、加齢に伴って心身が衰えた状態を指す言葉です。
フレイルよって様々な心身の不具合を来すと生活の質が低下してしまいますが、フレイルは正しく対処すれば、もとに戻ることも可能であることが特徴的です。
世界に先駆けて超高齢化社会に直面している本邦では、いかに早くフレイルに気づき適切な対応をするかが非常に重要になってきます。
本公開フォーラムではフレイルの概念や早く気が付くための方法、適切な運動などについて3名の演者の先生にご講演をいただきました。
昨年に引き続き、今年も対面での開催を挙行することができました。
今回の講演では、予めお配りしたフレイルチェックリストを使用し、今現在の自分自身の心と体の状態を再確認したり、ロコモ予防の運動を実際に行ってみたりと、具体的でわかりやすい講演内容に、参加者から大変なご好評をいただくことができました。
近年、フレイル、サルコ、ロコモという言葉を耳にするようになり、基本的な知識が得られたとお喜びの声を多くいただきましたが、「運動の目標として心拍数から目標運動強度を計算する方法」については、新しい知見を得ることができたとのご意見もいただきました。
講演で紹介した運動を日常生活に取り入れていただくことが、将来的に健康な生活の維持に繋がればと願っております。
様々な質問に対し真摯にご対応いただきました座長の細金先生をはじめ、演者である稲田先生、稲永先生、山田先生には、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
また、本講演会開催にあたり技術サポートをいただいた総合情報センターご担当者2名の方々にも、改めまして厚く御礼申し上げます。
有難うございました。
杏林医学会
2024.5.20