卒業生が NHKのNEWS WEBで 紹介

(2023.6.5)

藤田浩先生(1987年卒)が、日本初のドローンによる血液搬送実証実験を行い、5月26日にNHK茨城 NEWS WEBで記事が配信されましたので以下に引用します。

~温度管理必要な血液製剤輸送ドローンで 日本初の実験 河内町~

離島などへの輸送や災害時を想定して、厳しい温度管理が必要な血液製剤をドローンで運ぼうという、日本で初めての実証実験が茨城県河内町で行われました。
この実験は、都立墨東病院や大手総合商社などが、河内町にあるドローンの飛行場で25日行ったものです。
実験に使われた血液製剤は、2度から6度の間で保冷する必要があるものと、マイナス20度以下で冷凍する必要があるものの2種類です。
東京・墨田区にある都立墨東病院から河内町まで車で運ばれ、専用の保冷容器に移してドローンに載せられました。
そして、離島や山あいの地域といった遠く離れた場所に運ぶことや、災害時を想定し、およそ80キロの距離を50分間かけて飛行しました。
その後、2種類の血液製剤は再び車で病院まで運ばれ、後日、品質に問題がないかなどの検査を行うということです。
実験を行った商社によりますと、実際に血液製剤を使って輸送の実証実験を行うのは、日本で初めてだということです。
伊藤忠商事航空宇宙部プロジェクトマネージャーの中田悠太さんは「血液の安定供給は世界中で大きな課題であり、ドローンでの血液輸送体制を構築できれば社会問題の解決につながる」と話していました。
都立墨東病院輸血科の藤田浩部長は「災害時に橋が落ちるなどしても、ドローンがあれば医薬品などを災害地域に運ぶことができる。災害医療チームの物を運ぶ手段の一つとして、ドローンは役に立つと思う」と話していました。https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20230526/1070020916.html